新潟県刈羽郡刈羽村にある油田集落というところで、集落の魅力を伝える映像を制作するために一か月間生活をしました。ここは世帯数僅か22軒の小さな集落で、私はそのような農村で暮らすことも、大学生3人で共同生活をすることも初めてでした。
油田での一か月
毎日何かすることがあって、忙しい日々だったなと思います。刈羽村を一望できるヘリコプターに乗ったり、畑を訪ねたり、稲刈りをしたり、柏崎刈羽原発を見学したり、集落の行事に参加したり、集落の方が趣味で作られたピザ窯でピザパーティーをしたり、竹を切ってそうめん流しをしたり、ケーキを作ったり、役場に行ったり、車でいろんな場所に連れて行ってもらったり、集落で唯一の子どもと遊んだり…。
公民館に住まわせてもらっていたのですが、いつも油田の方々様子を見に来てくれて野菜や日本酒やビールをくださいました。思い返せば、ほぼ毎晩飲んでいたなと思います。ですが、野菜中心の食事で規則正しい生活だったからかインターン後は約5キロ体重が減っていて驚きました。
感じたこと
どの瞬間も楽しくてしょうがなかったです。油田の皆さんとの関わり、そして一緒に暮らした二人、このどちらが欠けてもこの楽しさはなかったと思います。そうめん流しの際、油田の方がその光景を見ながら「幸せだなあ」としみじみおっしゃっていたのですが、まさしくこのインターンを象徴する一言だったんじゃないかなと思います。
一つ心残りがあるとすれば、もっともっともっと集落の方と関わっていたらよかったなということです。このインターンは新聞記者の方や村議員の方など集落外部の方々と関わる機会が多く、それは非常に貴重でありがたいことだったのですが、その分油田に住む方々との交流が少なくなってしまったような気がしています。
なので、私のインターンはまだ終わっていないと思っています。インターンが終わった次の日くらいに集落の方が早速お米を送ってくださいましたが、こんな風に油田との交流を続けていけたらいいなと感じています。
最後に、一年前から準備し住む環境を整え温かく迎え入れてくださった油田の皆さん、Wi-Fiや食器などあらゆることをサポートして下さった阿部さん、送迎や映像制作のアドバイス等をして下さった役場の皆さん、そして一緒にがんばったわかちゃんとりっきー、本当にありがとうございました。