大毎×大森 【大森勇輝】

目次

1.はじめに

大森勇輝です.生まれも育ちも千葉県で,進学を機に4月から神奈川県で一人暮らしをしています.大学院では主に農村移住に関して研究をしています.

このインターンに参加した動機は主に二つあります.一つは自身の研究のための経験として農村の暮らしを体験したかったということ,もう一つは自身の学んでいることを活かしてどのように地域に貢献できるかを考える機会にしたかったということです.

写真:家の裏のニラを収穫

2.大毎での暮らし

草刈り,焼畑,みょうが収穫,集落を散歩しておしゃべり,直売所のお手伝い,シェアハウス-枚挙に暇がないほどです(みょうがは一年分くらい食べた)。

とはいえ自分が今まで経験したことがないくらい,いい暮らしであったことは間違いありません.毎日何かやることがあるのは非常に充実感がありました.そしてその分何もしない日のよさも味わうこともできました.

毎日のように誰かが様子を見にきてくれて,買い物に連れて行ってくれたり,温泉に連れて行ってくれたり,ご飯に誘ってくれたりしました.本当にありがとうございました.特に農作業後の温泉は最高でした!

ところで,大毎では清水が湧き出す一方で,缶ビールも何処かから湧いているに違いありません.缶ビールが無くなったと思ったら頂いて,しばらく見たくないくらい銀色の缶ビールと出会いました(笑).明らかにビールに強くなった一ヶ月でした.

写真:仲の良さを演じる私たち

仲間からもたくさんの刺激を受けました.生まれ育ちや学んできたことが違う仲間の話を聞くのはとても楽しく,集落での体験に対する感想もそれぞれで異なっていました.感心すると同時に活動や研究に対する新たな発想を得ることができました.何かとバランスのいい私たちは,それぞれの得意分野を活かして一ヶ月を楽しみました.

「田舎」,「集落」,「農村」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか.ネガティブなイメージを連想するかもしれません.そこで視点を変えてみます.例えば,よく「田舎には何もない」と言われることがありますが,その一方で「農村にあるものは都会にない」これも成り立つのではないでしょうか.綺麗な景観,美味しい水,新鮮で美味しい食べ物,水の音,綺麗な星空….田舎でないと味わえないものはたくさんあるとこのインターンで強く感じました.田舎になにもないけど都会になんでもあるという発想は少し勿体無いと思います.視点をかえると農村のいいところも,都会のいいところもそれぞれが輝いて見えるのではないでしょうか.「どちらが良いか」ではなく,地方の暮らしと都市の暮らしのそれぞれの良いところを結びつけて社会のあるべき姿というのを考えていくべきではないでしょうか.

写真:集落のお友達と花火

3.自分に起こった変化

インターンに参加して,研究対象である農村の姿がより鮮明になりました.今までは論文や本で読んだり,ネットで調べたりすることよってしか知らなかった農村は「近くて遠い存在」でした.実際に暮らす経験を通して当事者意識が芽生え,今まで持っていた知識が確かなものに変わっていきました.知識に経験が伴う瞬間は非常にワクワクしました.現場で感じたものは自身の研究だけでなく,これからの人生においても間違いなく役立つものになると思います.今後は農村政策や移住などの人口移動についてより深く調査などできたらいいなと思っています.

また,地域に貢献する人材になりたいと強く思うようになりました.今までぼんやりとしていた考え方がある程度まとまってきました.将来どのような仕事に就こうとも,なりたいものが決まっていない人はこのようなインターンにとりあえず参加してみるのもいいかもしれません.

さらにバックグラウンドの違うインターン生と交流できたことは自分にとって大事な経験となりました.育ってきた環境,学んできたもの,持っているものが違う私たちが一同に会して,それぞれの角度から「大毎」を見つめることができました.

写真:ケーキの差し入れ.最終日近くは甘いものをいただきまくりました!たくさんの差し入れありがとうございました!

4.終わりに

大毎のみなさん,ゆりぴー,ともぴーとまた会えるのを楽しみにしています.

関わってくれたすべての人に感謝申し上げます.

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この記事を書いた人

にいがたイナカレッジ事務局

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