【レポート】2022年度のトビラプロジェクト

2022年度に実施した6つのプロジェクトについてご紹介!合わせて21名の大学生が、多様な地域にそれぞれ通って活動しました。その様子をぜひご覧ください。

目次

1.花火と商店街のある地域コミュニティを体感する!夏の松浜暮らし発信プロジェクト(北区/松浜Rプロジェクト)

 初めて全国の学生に向けて募集した、夏休みの4泊5日を新潟市北区の松浜地域で過ごすプロジェクト。東京出身や新潟出身の、大学もバラバラな4人が参加してくれました。泊まるのは松浜で長く経営されている民宿さんで、阿賀野川ござれや花火が打ち上がる8月末に数日間滞在し、地域について知って。
 昔ながらの商店街に根付いたコミュニティや、新しい動きを始めている若手のキーパーソンなどとふれあいながら、最終的に「松浜の暮らし」を発信する記事をつくりあげた濃い数日間。新型コロナウイルスの影響ですべての工程を実施することはできませんでしたが、松浜の人たちのあたたかさにどっぷり触れる日々となりました。

2.地域の拠点でつどう・楽しむ場づくりプロジェクト
(南区/庄瀬地域コミュニティ協議会)

 新潟市南区のはしっこ、庄瀬(しょうぜ)地域。ここで地域の高齢の方や子供たちが集う場をつくっているのが庄瀬地域コミュニティセンターさんです。センター内の一部を居心地の良いお家のような場所に改装し、活用しています。
 そんな地域の居場所について学びながら、クリスマスに向けたキャンドルづくりワークショップを実施したのが、新潟大学、青陵大学などに通う3人。ラベンダーを育てる地域の方々のお手伝いをしたことをきっかけに、ドライフラワーを使ってキャンドルをつくるイベントをいちから企画・運営しました。

3.地域に根付いた活動に入りこむ!かめだの魅力発見・発信プロジェクト
(江南区/タウンウォークかめだ)

 新潟駅からも比較的近く、便利な亀田駅周辺で、昔ながらの道や町を楽しむ活動をされている「タウンウォークかめだ」さん。地元の方10名~15名で自主的に活動されています。
 タウンウォークかめだの活動のメインはまちあるきですが、一大イベント「Art&light」が毎年11月にあります。タウンウォークかめだの阿部さんが企画し、多くの人を呼ぶイベントになってきた、亀田地区の神社をキャンドルで飾り付け、アーティストを呼ぶイベント。トビラに参加した新潟大学の3人が、一連のイベントをお手伝いしながら最後につくってくれたのは、学生の視点で描かれたタウンウォークかめだの紹介パンフレットでした。

学生チームが制作したパンフレット

4.まちとつながるゲストハウスの地域企画プロジェクト
(秋葉区/パッチワークAKIHA)

 新津のまちなかで、空き家のリノベーションや移住促進を行うまちづくり会社パッチワークAKIHAさん。2023年度にオープン予定の古民家を活かしたゲストハウスで活用できるようなものをつくろう!というのが今回のプロジェクトでした。新潟大学、県立大学、長岡造形大学の3人は、パッチワークAKIHAさんのハロウィンイベントやワークショップに参加して学びながら、駅前をめぐるマップを完成させました。

5.凧合戦と町屋群のまち「白根」を歩いて発信!新たな視点探しプロジェクト
(南区/しろね大凧タウンガイド)

 南区白根のまちなかを歩くツアー企画などをされている、しろね大凧タウンガイド。毎年6月に大きな凧合戦のお祭りが行われるユニークなまちで、歴史やお店など話題がつきません。タウンガイドさんとして、もっと若い人に発信していきたい!という思いがあり、学生が使い慣れている「SNS」をつくって運営できるように3人の学生がレクチャーなどを行っていきました。タウンガイドのメンバーさんや、偶然出会った町の方とも仲良くなり、充実した3か月を過ごしました。

6.農×福×食のおいしい循環のしくみを知る・感じるプロジェクト
(中央区など/C’s kitchen)

 新潟市内にはたくさんのおいしい農産物と、それを育てる農家さんたちがいます。規格外の果物や野菜も、ジャムなどに加工し直接お客さんに販売することで、良いものをきちんとした価格で買ってもらえるよう取り組んでいるのがrucoto(C’s kitchen)さん。こちらのお手伝いでいろいろなイベントに出店しにいったり、果物の加工を手伝ったり……特に食や栄養に興味のある学生たち5名がとても楽しそうに取り組んでくれました。最後にはかわいらしいrucotoの背景が分かるミニパンフレットを作成し、ネット販売などの際に同封できるようなものにしました。

学生チームが制作したミニパンフレット
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この記事を書いた人

にいがたイナカレッジ事務局

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