受け入れ地域
柏崎市別俣地区は、新潟県の真ん中、海よりにある柏崎市の、山あいにある3つの集落から成る地域。現在、合わせて132世帯が暮らしています。
周りを山に囲まれた平地で作るお米は、きれいな水が流れ込むため、絶品。また、10年以上前に閉校した小学校の旧木造校舎を「体験交流施設」として開き、地域の方がさまざまなイベントを実施したり食堂を運営したりしていて、こうした活動を地域住民自ら生き生きと行っています。
インターンを受け入れる背景
別俣地域では、「別俣の未来を考える会」と称した、過疎高齢化の進んできたこの地域の現状と今後について改めて考え、できるアクションをしていくための会が2019年から始まりました。
その中で、「住み続けたくなる地域としての魅力をつくっていきたい」「この地域の宝である生活の知恵と技を次世代に残していきたい」という思いから、インターン生を受け入れることに。
ナリワイの匠たちがたくさんいるこの地域の「魅力」を外から来た地域を知らない人の目線で見てもらうことで改めて捉えなおし、記録・発信できるようにしていくことを目指します。
昨年度、1か月インターンを受け入れる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響のため、1日だけのインターンを県内の4人の学生を受け入れて実施。稲刈りや廃校でのランチ会、集落めぐりを楽しみました。

昨年度の稲刈り・はざかけをしました!
プロジェクトのゴール
① 地域のことを知らない学生が期間限定のムラビトとして1カ月を過ごし、新たな関係性や気づきが地域に生まれていること。
② インターンを通して、別俣地域の「良さ」が具体的にどんなものなのかが再発見・再確認できていること。
③ 別俣の魅力を今後外から来る若い人に伝えられるようなツールができていること
プロジェクトの特徴
この地域には、「知恵と技をもつナリワイの匠」がたくさんいます。また、そうした人たちを大事にしていこう、宝にしていこうという思いもあります。
郷土料理、わら細工などの「知恵と技」にできるだけ多く触れてその内容を大学生なりの視点で掘り下げ・記録してもらいたいので、師匠たちとたくさんお話し、なにかを教えてもらう機会の多いプロジェクトだと思います。師匠たちは60代後半~80代の年上の方が多いです。人生の大先輩でもありますので、そういう方たちと時間を過ごしたい人におすすめです。
受け入れ地域からのメッセージ
今回、インターン生受け入れのお世話係となってくれるのが、こちらの2人。池嶋武盛さんと木暮覚さんです!頼りがいがあってとてもやさしい雰囲気の2人。
「知恵と技は暮らしの中にあります。一緒に見つけてみよう!」
コーディネーターからのメッセージ
山々を抜けるとさっと美しい田んぼと村が現れる、空中都市のような別俣集落。皆さんが本当に楽しそうに生き生きと集落のことを語ってくれるのが印象的です。去年の1日稲刈り体験でも、「別俣農村工房」のメンバーが歓迎してくれ、素晴らしい1日を過ごせました。ぜひこの地で愛情深く、発見の多い1か月を過ごしましょう!
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響について
インターンシップの参加対象者は、基本的に新潟県内の学生で、①インターン開始までの2週間以内で新潟県から感染拡大地域に行っていない方 ②参加前にPCR検査を受けられる方(費用はこちらで負担)となります。県外の大学に通っている方で①②を満たす方はご相談ください。
また、柏崎市内の感染状況によっては、中止や延期となる可能性もあります。滞在中も、感染対策にご協力いただきます。
よくある質問
1カ月プロジェクトの参加について、よくある質問にお答えします!
①費用はどれくらいかかりますか?
A. プロジェクトの参加費・滞在費は無料ですが、自宅から現地までの交通費・現地でかかる食費・消耗品は実費となります。毎年3万円弱かかる人が多いです。
②滞在先はどういったところですか?
A. 歩いて地域の人と交流ができるよう、地域内の空き家に滞在してもらいます(まれに宿泊施設のようなところの場合もあります)。生活できるだけの家具・家電・インターネット環境はこちらで用意します(駅前や街中ではないのでコンビニやスーパーは近くありませんが、必要な頻度で車でスーパーまで送り迎え等はできます)。食事は自分達で自炊してもらいます。
③社会人も参加してもいいですか?
A. 1カ月滞在できるのであれば、社会人でも参加OKです!毎年1名ほど学生でない参加者もいます。他のメンバーと同じようなスタンスで参加いただけるのであればどなたでも応募できます。
④1カ月の日程調整(途中抜けなど)はできますか?
A. 基本的にはこちらで来てほしい期間が決まっているので、大きくは外れないで参加できることが望ましいです。ただ期間中3~4日自宅や大学に戻らなくてはならない予定がある、スタート日に1日~2日間に合わない、などは対応できますので、希望プロジェクトのコーディネーターと相談してください。(今年度に関しては3週間くらいの可能性もあります)
⑤定員オーバーになることはありますか?
A.過去、選考を行うほど定員オーバーになったことはほぼありません。ただ、応募期間が終わってから面談・プロジェクトの調整を行うわけではなく応募があった順に面談を行っていきますので、検討している方は早めに問い合わせだけでもしていただけると把握できるのでありがたいです。
その他聞きたいこと・気になることがある方は説明会かこちらのお問い合わせまでご連絡ください!
募集要項
活動内容 | TEP1 地域のことを知る・暮らす・歓迎会 STEP2 地域の発信の勉強・ナリワイの匠たちに話を聞く・技を体験 STEP3 どんなものをつくるか編集会議・引き続き地域の人と交流 STEP4 成果物完成・お披露目会 |
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期間 | 3週間~4週間(学生の夏休みの長さなどに合わせます) |
時期 | 8月25日~9月25日ごろ |
募集人数 | 3人 |
求める人材像 | ・農村の暮らしやそこに根付く文化などに興味がある人。 ・第二のふるさとがほしい!という人。 ・人と話をするのが好きな人。 |
滞在場所 | 地域内の空き家(インターン生3人で共同生活・個室あり) |
滞在費 | 無料※食費・現地までの交通費はかかります |
受入地域で用意いただいているもの | 生活に必要な家具・家電など |
応募締切 | 2021年7月20日頃 ※申し込みがあった順に対応いたします |
応募方法
応募方法 | 「応募はこちら」から応募フォームを送信 ↓ コーディネーターと面談 ↓ 決定・顔合わせ (申し込みがあり次第、順次面談をします。締め切り前に定員が埋まる可能性もありますのでご注意ください) |
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