はじめまして、

はじめまして!川口やな男山漁場のインターン生として半年間お世話になります、園部莉緒です。実は先月末から川口に滞在していました。わたしが何もしていない間に、長岡のインターン生 清水美波氏が二度もブログを更新しているのを見て反省しています。紹介が遅れてしまってすみません。

さて。

わたしは現在、大学4年生を休学して新潟の川口に来ています。来てみてびっくり、よく言う「のどかな田舎の風景」そのものが広がっていました。
実は、生まれも育ちも両親の実家も千葉県で田舎というものに触れたことがありません。それなのになぜイナカレッジにお世話になっているのか…!園部の記念すべき(?)初回ブログはひとまず、自己紹介として振り返ってみます。どうぞお付き合い下さい。

 
 

大学1年の春休み。
ひょんなことからチャレンジ(?)してみたひとり旅。安さもさることながら(笑)、大切に使われ守られてきた古民家に惹かれて、ゲストハウスに泊まってみることに。
初めて泊まるその宿でオーナーさんに教えてもらったのは、暮らす人だからこそわかるその地での繋がりや、人の温かさや、食の豊かさでした。ふらりと立ち寄った店で出会う地域の人や、他のゲストとの会話に心地良さを感じ、変に気を遣うことなく人との繋がりを堪能している自分に気付いて、ゲストハウス巡りが始まりました。
当たり前のようで、地元では少しも感じることがなかった人との繋がりが本当に新鮮に感じたのを覚えています。

 

何度か旅をしていくうちに、気付くことがありました。
薄々感じてはいたのですが、わたしはどうやら観光が大好きなわけではないこと(笑)。そこで暮らす人のそばで話を聞いて、誰かの地元であるその地域を体で感じることに楽しさを感じたようなのです。
そしてもう一つは、もっと長くいたいということ。旅する側として同じ場所にいるのは、長くても1週間程度。なんというか、ただ通り過ぎていくような印象でした。旅人として もてなされるだけでなく、同じ立場に立って”暮らす”ならばどんな風なんだろう、と思うようになりました。

とはいえどうすればいいものか…そんなことを考えていたときに、10日間のボランティア募集を見つけて行ったのが神津島でした。
神津島は、東京から南へ180キロほど行った所にある伊豆諸島のひとつ。離島なんて行ったことも無く、名前すら知らなかったその土地で、わたしの人生は大きく揺さぶられることになります。(笑)

神津島に沈む夕陽。

 

島で出会ったのは、地域おこし協力隊としてUターンし地元のために奮闘する、パワフルな男性。そしてその仲間の方たちでした。地元のために…と頑張る男性と、時に厳しい言葉を投げかけながらも協力し温かく見守る、という絶妙な信頼関係。友人という表現とはまた違う、暮らしを支えあうような関係。「仲間」と表記しておいて、それもまた違うような(笑)。ぴったりな言葉が見つかりませんが、純粋に憧れる関係性でした。

さらに、皆さんが持つ地域に対する思い。

誇らしげに島のことを話す姿が、本当に輝いて見えました。特にパワフルな男性は、語り出すと止まらないくらい島が大好き。移住された方も、本当に好きで楽しいから暮らしているのだ、というのが伝わってきました。

 

旅人としてではなく地域の暮らしを垣間見ることで知った、人との繋がりの中で生きる楽しさのようなもの。
地域・地方に行くのが好きです。憧れがあります。という趣味…のような域から、生き方や働き方として地域・地方に入る=暮らす という選択肢ができて視野が広がっていきました。今思うと、ですが(笑)。

 

 

大学3年生になり、何をしていても耳に入ってくるのは就職活動のこと。

仕事として地域や地方に関わるとしたら何なのだろう、と漠然と考えるようになりました。進路はもちろん人それぞれ違うものですが、大学の友人とは特に目を向ける場所が異なっていた私は、狭間で揺れ動くことも多かったように思います。でも、今までほとんど消去法のように進む道を決めてきたわたしにとって、初めてできた興味関心。地方に行くたび、それを無下にはしたくないという気持ちがどんどん大きくなりました。

「とりあえず就職してから考えればいいじゃん」
こんな言葉をもらったこともあったけれど、どうもしっくり来ませんでした。だからといってやりたいことを明確に簡潔に言葉にできるわけではなく。考えて考えてたどり着いたのは、圧倒的な経験不足と「やってみないとわからない」ということでした。仕事のことだけでなく、その先にどんな暮らし方や生き方がしたいのか、地元を離れ暮らしを移すことで気付くことがあるはず。そう思って休学を決めました。

インターンの受け入れ先である川口やな場は、明治元年からの伝統を誇る歴史的な場所です。ここを選んだのは、古くから伝わり大切に守られる「伝統」というものに興味があったこと、地域の方との関わりが多い活動ができることに魅力を感じたのが理由です。…と、書いてはみましたが、選んだというより、どうにも目が離せず引き寄せられるようにして川口やなに来ました(笑)。

 

「想像できない方には行かない方がいいんだよ」

こちらに来てから川口で歓迎会を開いてもらい図々しくも泊めていただいた夜、地域おこし協力隊の方がポツリと言っていた言葉。

休学して川口に来たことを少しも後悔していないですが、改めて、選んだこの道は間違っていなかったのだと思えてスッと楽になりました。年明けの頃のわたしは、20年に卒業・就職!という未来は見えなかったので悩んでいた当時の自分が報われた気がします。

川口に来て既に、会う人会う人からたくさんのやさしさをいただき、それぞれの素敵な生き方を学ばせてもらっています。

わたしの虫嫌いや体の弱さ(…?)のせいで、皆さんに支えられてばかりの1か月。あっという間に過ぎてしまいました。何もできていない、返せていないなぁというこの切ない気持ちをエネルギーにして、元気に!!頑張っていきます。これから何が待っているのか、どんな人に出会えるのかとても楽しみです。どうぞよろしくお願いします。

以上、園部でした

家のすぐ裏にいた、花を見つめるカエル