出雲崎で学んだ「生き方」

参加した理由

大学3年生になり就活を控え、自分は何をしたいのか、どんな自分になりたいのか、そんな問いをずっと胸に持ちながら、生活を送っていました。そんな時、大学近くの雑貨屋でふと目に留まったのが、イナカレッジのインターンのチラシでした。チラシを手に取った時は、参加しようとは思っていませんでしたが、サークル活動やバイトなど、自分がやりたいことをやっているはずなのに、なりたい自分や好きなことを見つけられない、そんな状況にモヤモヤしていました。普段の自分から距離を置いて、自分を見つめ直したい。そう思い、参加しました。

 

出雲崎でしたこと、思ったこと

私は1ヶ月出雲崎の妻入りの街並みが残る海岸地区で生活をしました。人口減少していく中で、住んでる人にこの町のことをもっと知ってもらい、もっと好きになってもらうことを目指したインターンシップでした。

 

初めは挨拶まわりから。

町の方から話を聞いたり、この町に対してどう思っているのか聞いたり、町の歴史を知ったり、、とりあえず出雲崎について学んでいきました。

いろんな人とお話しする中で、思ったことがありました。

私の中のおじいちゃん、おばあちゃんのイメージは「そうだねぇ」ってゆっくり頷くようなイメージだったんです。でも、出雲崎のおじいちゃん、おばあちゃんは話すスピードも速いし、「バカ」と言う言葉が飛び交う事や、夫婦喧嘩のような夫婦漫才のような光景もよく目にしました。パワフルな方が本当に多かったんです。正直、そんなおじいちゃん、おばあちゃんに私は圧倒されていました。

そんな中、とあるご夫婦に出会いました。それは、牛乳屋さんを営むおじいちゃんとおばあちゃん。

今まで、出会った方とちょっと違う雰囲気。そんな風に感じていました。

おじいちゃんは物静かで、「うん、うん。」となんでも受け入れてくれそうな人。

おばあちゃんは、ものすごく家族が大好きで、家族の話をすると何時間でも語ってくれる、そんな人。

 

ある日、お家にお邪魔した時、おばあちゃんが

「この人(おじいちゃん)は、いっつもぼーっとしてるの。ほら、お菓子出してあげて。」

と言いつつも、

「車で出かけるときはいつも一緒なのよ。」

とすごく嬉しそうに話してくれました。

 

その時、ハッとするものがありました。

この町の人は、ちょっと口調が悪い言葉に聞こえてしまう言葉の裏に、たくさんの愛情が詰まっているということ。そして、それだけ自分の思ってることが伝え合えるほど、一緒の時間を過ごしてきたんだということ。

これを思い出した時、

自分が高校時代に考えていたことを思い出しました。

それは、自分の大切な人との時間を大事にするということ。

一緒にご飯を食べたり、おしゃべりをしたり、きっと人生の中で本当に些細なこと。

でも、この些細なことを丁寧に、生きていくこと。

なりたかった自分が見つかった気がしました。

 

私たちのインターンは成果物をどのように残すのか、決まっていませんでした。

そんな中、一緒に活動していたインターン生から「知らない」をなくす企画展という案が出ました。

あ、いいな。純粋にそう思いました。

この町には、パッと見じゃ伝わらない魅力や、言葉の裏に隠れた愛、普段見れない子供の様子や大人の働く姿、そういったものを見せれたら、この町の人がもっとこの町を知れて、好きになれる小さなきっかけになれたら…

企画展には、地域内外から様々な方が見に来てくれました。皆さんが、こんな写真もあったのかと興味深そうに、楽しそうに見てくださったことが、嬉しかったです。

 

終わりに…

正直に言うと、今回のインターンで自分に何が出来たのか、自分が何をできるようになったのか、はっきりと答えられない自分がいます。

でも、確実に参加して良かったなとそう思います。出雲崎を知れたこと、出雲崎の人と出会えたこと、そして自分を再確認出来たこと。

いろんな人に出会って、自分を見つめ直す。1ヶ月もの間、人と関わりながら、暮らすインターンだからこそ出来たことだと思います。

この夏、出会った皆さんに感謝しています!

ありがとうございました!