お豆腐屋さんのインターンで得たもの【上埜妙子】

小さなお豆腐屋さんで営業が体験できる

こんにちは。今回にいがたイナカレッジで真人とうふ豆ノ助さんの営業のインターンシップに参加させていただいた、上埜と申します。私は長野県出身で、現在は京都府にある公立大学に通っています。そんな私がなぜ新潟でやっているインターンに参加することになったかというと、福知山である人に出会いこの活動を紹介してもらったからです。しかし、もちろんそれだけで参加することにしたのではありません。このインターンが私の実家から一時間半ほどの場所でやっていることから帰省も兼ねていけるということと、小さなお豆腐屋さんで営業が体験できるというなかなかレアな経験をつめるのではないか?!と期待しわくわくした気持ちで参加することを決めました。

そのモノの価値を理解してもらった人に買ってもらう

このインターンシップでは、「お宅を一軒ずつまわって営業をして配達事業の新規顧客を獲得」そして、「お客様へのサービスや売り方の新企画の提案」がミッションでした。
「新規顧客獲得のための営業」は、1回目サンプル配り、2回目前回のサンプルの感想を聞きながら商品販売、3回目は定期的に買ってくれるお客様かを見極めるという3つのステップでお宅へ営業しにいきました。一軒ずつピンポンを鳴らしてお宅に入っていくということにはあまり苦手意識はなかったのですが、営業となると嫌がられたり煙たがられるのではないかと正直不安でした。

しかし、お豆腐一丁をサンプルとして無料でもらえるとなると怪訝そうに出てきてくれた奥さんも喜んでもらってくれたりします。それは真人とうふのおいしさが既に認知されているからだということも感じました。店主の坂本さんはお豆腐の原材料すべてにこだわっています。どの商品も100%良いものだから、後ろめたい気持ちなしに営業するができて、営業に行って嫌がられるのではないかという不安もなくなってこの良さを伝えたいという気持ちに変わっていきました。100%良いものを作ろうとするとどうしても価格が上がってしまうということも体で学ぶことが出来ました。

「お客様へのサービスや売り方の新企画の提案」は、なかなか苦戦しました。店主の坂本さんは「味で語りたい」、私たち学生チームは「もっとお客さんにアピールしていかないと!」という思いのすれ違いもあって、なかなか良い新企画は絞り出せませんでした。

だけど坂本さんの考え方を聞いて、豆ノ助のことを好きで買ってくれているお客さんたちを見ていたら、商品はただ単に売れればいいのではなくて、そのモノの価値を理解してもらった人に買ってもらうということが大事で、そんな商品が良いものだと思うようになりました。これは高価なものでも安価なものでもいえることではないでしょうか?

おいしいものはみんなを優しくする

インターン中にお世話になったお宅のおばあちゃんには、寝泊まりさせてもらった上においしいものをたくさん作ってもらい、ついつい食べ過ぎてしまいました。何よりお米がおいしかったです。小千谷の人たちはおばあちゃんも店主の坂本さん一家も営業先のお宅の人もみんな温かくて、おいしいものはみんなを優しくするのかなと感じました。

今年の夏、私が新潟で得たものは食べ物を作る人の大変さと、優しいだけじゃない人の温かさと、将来の夢へのビジョンと、最高の友達です。