「暮らす」という旅に出る~大学4年生小春が行って見て感じた、イナカレッジが届けているもの~

「イナカレッジ、行ってきたらどうですか」

最初に声をかけられたのは1年前、大学3年生の夏の初め。

新しい挑戦は不安で、「いやあ、インターンは……」と尻込みしていました。

そして今年も声をかけられ、同じように気おくれしていました。

 

大学4年生で就活も進んでいないのに、夏休みにインターンなんて。

友人は次々に就活を終え、未来を決めているというのに……。

 

それでもどこかイナカレッジが気になって、説明会に飛び込んでみました。

だけどやっぱりなぁ……。そう思っていたところに、

「活動してるとこ覗きにおいでよ」と誘われました。

覗くだけでもいいなら、行ってみたいかも。

というわけで、交流会や実際の活動を見学させてもらうことになりました。

 

「イナカレッジって、つまりはどんなインターンなんだろう?」

そんなことを考えながら過ごすと、人生のヒントが見えてきました。

インターン生と話す中で私が感じた、「にいがたイナカレッジ」の記録です。

 

【新潟県出雲崎町釜谷地区で活動した3人】

まきちゃん

 

 

 

 

 

りょうちゃん

 

 

 

 

 

ゆかりちゃん

 

 

 

 

 

田舎で暮らす

 

まき

「散歩中に初めて会ったおばあちゃんと長話をして、最後には野菜をたくさん貰いました。普段ならありえないから、楽しいし嬉しいです。」

ゆかり

「私たちのためにご飯のおかずを取っておいてくれたり、口約束をとても大事にしてくれたり。自分たちに興味をもってくれているんだなぁと思うと、ときめきます。」

 

田舎での生活には“ときめき”が溢れていたといいます。

 

季節や天気の移ろいだけでなく、そこで生きる人々との日常的な関わりの中にも、彼女たちは敏感にときめきを感じ取っていました。

ありふれた日々の些細な出来事に魅力を感じることができるのは、彼女たちが「よそ者」だからかもしれません。

 

まき

「新潟に来て毎日違うことをしている。同じ日を繰り返すことはないんです。今日とは違う明日になることがひとつの楽しみなのかな。」

ともに暮らす

イナカレッジではチームごとに共同生活を送ります。

初めて出会う他人と、いかに気持ちよく生活するか。一人ひとりが、あるいはメンバー全員で「居心地のいい空間」を作り出すことが大切です。

釜谷で生活する3人は、「ちょうどいい距離感」や「変に気を遣わないこと」で居心地のよさを生み出していました。

みんなで散歩に行くこともあれば、それぞれが好きな場所でひとりの時間を楽しむこともあります。

あまり気を張らずに自然体の自分で過ごすことが、彼女たちにとっての「ちょうどいい距離感」だったのかもしれません。

 

りょう
「初めの頃はゆかりちゃんも早く起きて朝ごはん作ってたんです。でも最近はもう寝てますね、ゆかりちゃんが朝ごはん作ることはあんまりないです(笑)」

 

誰かと暮らすということは、違う価値観を持つ人と生活を共にすることです。

様々な価値観と出会い、ぶつかりながら、相手を受け入れることや自分を受け入れてもらうことの学びの場でもあります。

 

自分を知る

「自分はどんな価値観を持っているんだろう?」

「自分はどんな暮らしがしたいんだろう?」

知らない人々と出会い、他人と共同生活をするうちに、自分についての疑問がどんどん湧いてきます。

「いったい自分はどんな人間なんだろう?」と考える、とてもいい機会でした。

 

イナカレッジは田舎で共同生活をする、いわば【暮らしのインターン】です。

しかし「暮らし」を通じて、心の中の私は長い旅をしていたのだと思います。

非日常の環境で様々に考えを巡らせ、どこか遠いところで自分に出会えた気がしました。

 

あとがき

「にいがたイナカレッジ」は、田舎でともに暮らすことを通じて自分を知ることができる【暮らしのインターン】です。

初めての場所で、初めての人々と出会い、暮らす。そこから見えるものは人それぞれです。

 

大学4年生の就活の時期にイナカレッジを少しでも体験できたことを、本当に嬉しく、ありがたく思います。

私は自分に自信がありませんでしたが、イナカレッジに飛び込んだことで見つけた「自分はどんな人間だろう?」という問いの答えが、これからの人生を支えてくれる気がしています。