こんにちは!イナカレッジ事務局の井上です。
新潟は雨がものすごい降っています。農作業もいろいろ中断の模様。
その雨が始まる前に、石川県からお客様が来ていました。
にいがたイナカレッジのように石川県のガクトラボという団体を通じて大学院を休学してインターンをしている高橋ちあきちゃんです。
ちあきちゃんのインターン先は、「稲ほ舎」というショップを運営している農事組合法人。
減農薬や無農薬のお米をかわいらしいパッケージと共に販売しています。
ちあきちゃんのミッションは、「稲ほ舎のことを今まで知らなかった、新しいお客さんに来てもらうこと」。
そのためにイベントをやったり店頭レイアウトを工夫したりさまざまな取り組みをしています。
実はにいがたイナカレッジでも、「お米を買ってくれるお客さんを増やす」ことを目指して集落で奮闘している大学生がいます!
小千谷市若栃集落で今年の4月からインターンをしている工藤君です。
工藤君のブログはこちらから。
https://180days-internshipfarming.tumblr.com/
今回、たまたまお互いのミッションが似ていること、せっかくつながった縁もあるということで、何か情報交換や学べるものがあるかもしれないと、ちあきちゃんは時間を作って新潟に来てくれました!
まずは工藤君のインターン先であるMt.ファームの事務所で自己紹介。
工藤君は3年生、ちあきちゃんは大学院2年生と学年は違うし、集落に生活までどっぷりつかって農業もがっつりやっている工藤君と大学近くの自宅から通いながら主にお店でのプロジェクトを任されているちあきちゃんでは日々の仕事も違うことが多そうですが、
インターンに参加しようと思ったきっかけなど、改めて聞くとどこか通ずるものがあったりしてとても面白かったです~
この3か月のモチベーショングラフも書いて、振り返りの時間にもなりました。
自己紹介や今やっていることの紹介が終わると、工藤君がこれからDIYで改装しようとしている蔵を見がてら、若栃集落の見学に。
若栃集落にある「おっこの木」という農家民宿、実は私は初めて中に入ったのですが、本当に素晴らしい古民家でした。
民具や古道具がそのまま残されていて、めちゃくちゃ宿泊したくなります。
(玄関はこんな感じ)
ここではお母さんたちの山の料理2食付きで泊まることができます。お米や漬物も買えるとのこと。夏は結構予約も入っているそうです。
若栃集落が見渡せる峠にも行きました。
工藤君が作業をしている田んぼはここから見ても見えないほど山奥だそう。
もう最近は、工藤君が東京の大学生だということを忘れそうです。
ちなみに、これから掃除をして地域の人がふらっと来れる居場所にしたい蔵はこちら。
見晴らしもいいし、うらやましくなる申し分ないフィールドです!
秋にここでやるイベントにはちあきちゃんもおいでよ~など言いながら、
楽しいわかとちツアーが終わりました^^
最後に、お互いが売っているお米を交換。
なかなかお米の販売促進は難しいけれど、まずはこの二人が「お米」というものに対してこうも探求的に関心をもって向き合ってくれていることが素敵だなと思いました。
私も学生時代にはお米屋さんで活動をしていたのですが、まずは「お米」が農家さんや気候や土地によって味が変わるものであるということ、高級かどうかに関係なく、自分にとっての「美味しい」が何かを知ることが大切だということをしみじみ実感したのを覚えています。
二人がこのインターンから学べるものはものすごくあるはず。
同時に、集落や会社の人が二人からもらっているものも多くあるはずです。
いずれにせよ、残り3,4か月の二人の日々が楽しく学び多き日々でありますよう祈ります。
工藤君、ちあきちゃん、ありがとうございました!