おばんです、じろばたインターン生の田之岡です。
十日町はすっかり雪景色に変わって、
見えない寒さに凍えていた毎日から
景色も冬らしくなったので気持ち寒さに慣れはじめていたのですが…
ここ2,3日は春が来たかのようにあたたかい日が続いています。
そんな十日町では、冬を迎えると同時に
季節の手仕事「みそづくり」が盛んになってきました。
個人で、みそづくり教室で、
自分で育てたお米や大豆を持込で工房に頼む人もいます。
じろばたでも毎年、お店で使う味噌をこの時期に仕込んでいます。
じろばたのある十日町・川西で採れたお米と大豆を使い、
同じく川西で活動するかぁちゃんたちのグループ「アボラン」に協力してもらいました。
まずは、米麹づくり。
蒸篭で芯が残る程度に蒸したお米を広げ、耳たぶの温度(←ココ大事!)まで冷まします。
耳たぶの温度=体温より2~3℃低い温度
(麹菌の活動温度。これ以上熱いと菌が死んでしまい、冷たいと十分な菌の培養が出来なくなる。)
適温までお米が冷めたら麹菌を均一になるようにすり合わせていく。
麹菌と混ぜたお米を3日程度保温庫に入れ、菌を培養する。
この間に2回程「手入れ」と呼ばれる作業をする。
(手入れ―麹菌に酸素を与えるために固まりをひと粒にほぐす作業)
完成の目安は固まりを軽く握った時にパラパラと崩れる程度。
完成した米麹は大豆と混ぜやすくするためにひと粒ひと粒にほぐしておく。
そして、やっとみそづくりへ~
大豆は圧力釜で蒸かして、
ミンサーですり潰す。
この光景を見て、お腹を空かせていた単純思考なうちは
「モンブラン食べたい~」と言っていて…
少しつまみ食いさせてもらいました(笑)
ほんのり甘くておいしい(‘`*)
大豆のモンブランケーキできないかなぁ。
なんてかぁちゃんたちとレシピ考えながら次の工程へ。
ただただ、米麹と大豆が均一に混ざるのを待つのみ。
混ざったら、野球ボール大のみそ玉をつくり
桶の底へ叩きつけるように投げ入れる!!
そして、さらに拳で上から押しつける。
ストレス発散になるこの工程(笑)
みそづくりでは重要な工程で、
みその熟成で邪魔になる空気を抜くためにとても大事なのです。
そして出来上がったみそ樽。
正直、おいしそうじゃない…
美味しいお米と美味しい大豆なのは食べて知ってるから期待して
半年後、どんな味になってるのか楽しみだ