楮と向き合う日々

高柳町門出インターン生矢代です。

ここ最近は和紙の原料になる楮(コウゾ)の刈り取りと蒸し作業を連日行っていました。

まずは刈り取り。鎌で楮を刈り取っていきます。楮は大きいものだと3m以上にもなります。今は葉が落ちて見通しが良いですが、葉がついていると辺りの景色は全くわかりません。

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この写真では剪定鋏を使っていますが、これは試験的に一部だけ使いました。鎌での刈り取りの写真は取り損ねました。すみません。

でもしっかり刈り取りのほとんどは鎌でやりましたよ!ただ鎌で刈ればいいだけではなく、少ししならせてから鎌をあて、一気に刈らないと株を傷めてしまうので、意外と難しかったです。太いものとかになるとさらに鎌だと大変でした。

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ある程度刈ったら、運びやすいように束にして縛ります。縛ったら軽トラに積み込んでどんどん運んでいきます。

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そして運んだ楮は蒸しやすいようにカットします。チェーンソーで豪快にカットしております。

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カットしたら改めて縛りなおして、とりあえず積み上げていきます。ちなみに刈り取った楮の全量はこんなもんじゃないです。置き場所に困るくらいには大量でした(笑)。

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そしてこの哀愁漂う後姿は先端の枝が出ている部分を剪定鋏で取り除いているところです。

枝があると皮をむくときに邪魔になるのでなるべく取り除きます。ただこれがまた膨大な量の上に細かい作業で中々の曲者でした。

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そして蒸しへ突入。皮をむくためにいったん蒸してむきやすくします。水が少ないとこげてしまったり、隙間があるとムラが出来てしまうのでなるべく詰めるようにと注意する点も多々ありました。

そして蒸している間はまたカット→枝落とし→縛り直しの繰り返し。結構忙しなく動き回っていました。

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蒸しあがったら乾くと皮がむきにくくなるので、一回水をかけます。そしたら熱々の状態で集落の母ちゃん達のもとへ。熟練の手さばきであっという間に皮がむかれていきます。

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むかれた皮は束ねて乾燥機へ。水分があるとすぐに腐ってしまうのでなるべく早い段階で乾燥させていきます。ちょっとだけ蛸でも干しているような光景に見えてしまいました。

そしてこの乾燥機へ運ぶ作業もさらに増え、蒸し→乾燥機へ運ぶとやっていたらカットしている余裕がなくなり次蒸す分が足りなくなりそうだとバタバタしたりと大変でした。

乾燥した楮はこの後「皮ひき」という黒い部分を取り除く作業を経てようやく原料として使われるようになります。この作業は慌ててやらなくても良いので機を見て教えてもらえる予定です。

あっという間の刈り取りからの蒸しでした。この間雨続きで気持ち良く刈れたのは1週間に1日だけという状態でした。雨の中の枝落としに紐縛りは寒くて手が痛くなったりと中々大変でした。

それでも自分がやってみたいと思っていた作業でしたので、とても楽しくやらせてもらいました。

まだまだ和紙工房での勉強の日々は続いていきますが、いずれこの自分が刈り取った楮を使った紙が出来上がるのが楽しみです!