始まれば終わりがあるということで。
3月28日をもちましてイナカレッジのインターン生を卒業します。
信じられないくらいの速さで過ぎた一年には、
数え切れないくらいの出会いと想い出が詰まっています。
お世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて
インターン生として最後のブログを書きたいと思います!
ちょうど一年前の3月28日にやってきた十日町。
冬に逆戻りしたような気候に驚いたけれど、そこには温かい人たちが待っていました。
掃除、炊事、洗濯、今まで実家にいた私は”生きる”から始まりました。
マイナスからのスタートです(笑)
一年間必死で生きてると、大抵のことはできるようになりました(笑)
それでも毎日が新しいことの連続だから楽しくて仕方ない。
あれも、これもと欲張りに十日町を楽しみました。
山菜で春の訪れを喜び、この十日町で成長しようと決意した日
夏の太陽に照らされ、汗を流しながら仕事をした日
育てた作物の収穫の喜びを知った秋
寒さは厳しくても温かい人と乗り越えた冬
「季節に寄り添いながら、十日町の一人として」
そう心に決めて過ごしました。
当たり前にくるものだと思っていた春夏秋冬。
この一年はその移り変わりを自分の肌で感じるからとても特別なものでした。
十日町にきた時には知っている人はいませんでした。
しかし一人で寂しいと思うのは最初のうちでした。
行く場所では必ず出会いがあり、不思議と縁は繋がります。
出先では「あ!どうも~!」と必ず誰かに会うようになりました。
小さなこどもから、おじいちゃんおばあちゃんまで。
年も出身地も関係なく、出会えば仲間。
ここまで出会いがあったのも、
私を受け入れてくれた十日町の人たちのおかげでした。
私が十日町で過ごした時間は365日の一年間。
生きてきた21年を分母にすると21分の1です。
一方で十日町にとって私がいた1年は、
ずっと長い歴史のたった一年に過ぎません。
時代の中の一点にしかすぎません。
でもその点が年々重なり、線となり、時代を築いてるんだと私は思います。
これから、またその点を積み重ね、パワーアップして
また戻ってこれる日を夢見て頑張っていきたいです。
この経験が想い出で終わるのではなくて
私の次を作る一つにしていきたいです。
憧れてとびこんだ世界は楽しいことばかりではなく、
大変なこともつらいこともたくさんありました。
乗り越えられたのは私を見守ってくださった方がいたからです。
インターンの拠点となったじろばたの皆さん
お仕事を一緒にさせてもらった移住女子の先輩
生活基盤になった十日町の皆さん
インターンをサポートしてくださった里山プロジェクトの皆さん
何よりもそばでサポートしてくださったイナカレッジの皆さん
遠くから見守ってくれた両親
感謝を伝えたい人はまだたくさんいます。
みなさまのおかげで良い一年になりました。
一年間本当にありがとうございました。
また会う日まで。