葉っぱビジネスの町。徳島県上勝町に視察研修に行ってきました。

こんにちは!

山中(やまなか)集落インターン生のハザマです。今、ブログを書こうと思ったら、下書きでこの記事を発見しましたので、早急にこっそりとUPしたい模様なのです。

 

葉っぱビジネス”と”株式会社いろどり”で全国にその名を知られる、徳島県上勝町に視察に行ってまいりました。
ざっくりとレポートいたします。

 

上勝町は人口1700人程。四国でもっとも人口が少なく、高齢化率も51%を超えています。傾斜地だらけで杉の木が山を覆っています。町の中心を流れる勝浦川はものすごく澄んで、鮎やアマゴが釣れるようでした。V字渓谷に何とか町を作ったような山っぷりです。群馬県上野村にも視察に行かせていただきましたが地形とか似ている所があります。

それでは、今回の視察で学んできたことを、大きく4つのポイントに分けて紹介したいと思います!

1.上勝町といえば、やっぱり葉っぱビジネス!

2.ゴミ問題も先進地!~ゼロウェイスト

3.活発なる、新ビジネスの町

4.将来を見据えて、教育と移住受け入れ

それではお願いします!

 

1.上勝町といえば、やっぱり葉っぱビジネス!

上勝町といえば、葉っぱビジネス。

おばあちゃんがパソコンやタブレットを駆使して葉っぱビジネスで稼いでいる町として知っている方も多いと思います。

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葉っぱ。しっかり見学してきました。

元々上勝町はミカン作りが主要産業だったのですが、それが昭和56年2月、マイナス13℃という寒波によって一晩で全滅してしまったのです。そんな逆境の中、当時農協の職員だった横石知二氏が葉っぱを売るという閃きから努力を重ねられて、今では上勝町は葉っぱビジネスの町として有名になっているのです。4軒の農家からスタートした葉っぱビジネスでしたが、今では1000万円以上稼ぐおばあちゃんもいらっしゃるそうです。

 

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いろどり農家のニシガゲさん。葉っぱ農家の女優枠なのだそうです。

上勝町の葉っぱは少量多品目。いわゆる、隙間産業です。山地であるという一般的なハンデを逆手にとって、標高の高いところから、低いところへ、季節が移ろっても標高差で長く収穫できるのです。更に、ライバル産地よりも農家の数が圧倒的に多いので、大口の注文などは真っ先に上勝町に来るのです。

 

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ニシカゲさんの宝物部屋。いろどりで、いきいきです。

葉っぱビジネスの、”株式会社いろどり”は何をしているのかといえば、葉っぱを作っているのではなく、ソフトの面、頭脳をしているのです。市況調査をしたり、営業をしたりです。

上勝町は雪が降りませんし、インターネット環境が素晴らしいという特徴があって、雪の山中集落とは違いますが、ビジネスの仕組みはとても興味深く、こちらでも活かせる学びがたくさんありました。

 

2.ゴミ問題も先進地!~ゼロウェイスト

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上勝町はゴミの収集が基本ありません。
自分でセンターに持っていって、34種類(!!)に分別して出します。どうしてももっていけない人だけ個別収集があります。上勝町ではゼロ・ウェイスト宣言と言うのがされていて、ゴミに関する取り組みもすごいのです。
以前は野焼きで、大きな穴の中でガンガン燃やしていたのですが、それができなくなってしまってしまい、色々あって、今では34分別になっているのだそうです。ゴミからの収入もだいぶあって、町外へ運び出して燃や してもらうのと比べるとだいぶ安く済んでいるそうです。2000万円かかるはずが600万円で済んでいるのだとか。リサイクル率は普通の自治体は20%も いかない所、上勝町は77%(!)だそうです。

そして、生ゴミは一切集積されないのです。家庭で全て処理されてしまうということなのです。 家庭用生ゴミ処理機の普及とコンポストなどで完結しているそうです。家庭用生ゴミ処理機は町の補助で5万円のところ、1万円 で購入できるとのことでした。

上勝町はゼロ・ウェイスト宣言で目標にした、2020年に向けて挑戦を続けます。

こちらのセンターはNPO法人が運営しているそうです。

 

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こちらはくるくるショップと言う場所。
ゴミを持っていくセンターの隣にあります。
リサイクルショップみたいなものですが、値段はありません。無料で持って行っていいのです。
カンパの箱だけありましたが、明らかに新品が買えてしまう様なお金を入れていく人もいると聞きました。上勝町移住者はまずここに来て家具を揃えます。すばらしい。

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そして、くるくる工房。
要らなくなった鯉のぼりを使って作った服や熊の人形、帯で作ったバッグなど、ハイセンスな品々が並んでいました。不用品から作ったとは言われるまでわからないです。地元のお母さんたちが作っているのだそうです。良心的な値段で売っています。

 

3.活発なる、新ビジネスの町

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上勝町の温泉施設。レストランが入っている他、株式会社いろどりの本社事務所があります。

上勝町ではここ5年ほどで13の新ビジネスが動き始めているそうで、なんと活発なのでしょう。その殆どは自然発生的に生じたのだそうです。

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”いろどり”の若手、タニさん。
3日間の視察研修の間、付きっきりで案内していただきました。
タニさんも安産キウイという新ビジネスを立ち上げたのだそうで、”株式会社いろどり”職員としての収入よりもキウイの方が儲かっているのだそうです(笑)

”株式会社いろどり”の葉っぱビジネスをはじめ、たくさんのビジネスが動く上勝町は、刺激的な資本主義経済の町に思えました。

 

4.将来を見据えて、教育と移住受け入れ

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地元の塾を見学。昼間カフェをしている場所で塾をしているのです。先生は”いろどり”
のタニさんとカフェの人です。いま上勝では教育に力を入れているそうで、10年後20年後を見据えているのだそうです。

上勝町では移住促進によって、自然動態を入れると人口減だそうですが、社会動態だけだと人口増になる年もあるそうですが、それにしても、人口が減ってしまうと学校などの施設が維持できなくなり、子供を産み育てるのに厳しい環境になってしまいます。子供の高校進学のタイミングで町から出て行ってしまうのはよくあるそうで、先を見据えた教育の問題は上勝町の今後の課題だそうです。

葉っぱビジネスにしても、後継者の問題があり、インターンの受け入れなどで後継者を確保しようとしているのだそうです。

ります。

 

実は、11月の終わりに上勝町のタニさんが山中に視察とアドバイスに来てくださいます!

ありがとうございます。