前回の記事、はざ掛けから、およそ2週間。
10月中旬とは思えないほど、青空が濃いよく晴れた日に脱穀を行いました。
はざ掛けの時はまだ緑色が残っていた稲穂も乾燥が進みこんな状態。米粒にうまみが入った証拠でしょうか?!
下にブルーシートを敷きそこに稲穂をどんどんおろしていきます。
掛けるときは下からでしたが、おろすときは上から。
それを12束で一つにまとめていきます。
すべて下し終えたら、軽トラックに積み込み田んぼの脇に移動します。
脱穀はコンバインで行います。
一つにまとめた束をばらし、一束一束コンバインに入れていきます。
すべて籾を取り終えたら、袋に詰めます。6袋ほどになりました。
藁は車庫で保管。さいの神で盛大に燃やすのもいいですね。
その場で乾燥具合の確認です。写真の機械で米に含まれる水分含有量を計ります。
もみ殻を取り、白いプレートの上に玄米を乗せ、機械にセット。
右についているハンドルを回し…
左側にあるボタンを押すと… 見えにくいけど数値が出てきます。
「15.8」 玄米の水分含有量は15%前後が最適と言われていますので、いいところまで乾燥できたというところでしょうか。
はざ掛けした場所で、脱穀も出来れば作業もスムーズなんでしょうが、場所の都合上仕方ないのかな。なにか方法がないか考えたいところ。
もうすぐ新米が食べられるぞ!
脱穀が終わったはざ掛け米を「籾すり」をして、玄米にしていきます。
籾すり機のある小屋の2階に導入口があるので、そこへ籾を運びスコップで導入口へ入れていきます。
手前のパイプから籾が機械に入り、籾殻がすり取られていきます。
籾殻が取られた玄米がこちらの自動選別計量機に入り、設定した数値で袋に詰められていきます。
機械の右側にあるダクトからは、粒が小さいいわゆる「クズ米」が出てきます。
お米出来ました!
ここまでくると実感わきますね。
30kg袋で5袋分の玄米が取れました。2俵半ってところですね。
こちらのお米は実践編研修場所であった、土ケ谷集落の収穫祭で早速おにぎりにして提供しました!
苦労の末の愛着もあるかと思いますが、
太陽のうまみと言いますか、やわらかい甘みが口に広がる美味しいお米になりました。
集落の方からも好評でしたよ!
約半年の米作り研修もここまでで一段落と言ったところでしょうか。
このお米たちを、どうやって嫁いでもらうかがこれからの考えどころですね。