民家改修ゲストハウスづくり①「里山ハウスプロジェクトの経緯編(3月~5月)」

今回から、10数回に分けて、春から始まった長岡市川口木沢集落の民家を活用した「ゲストハウス『里山ハウス』」の改修作業のレポートを書いていきます。改修作業の主体としては、yamakawa_sunフレンドシップ木沢、里山食堂の3者ですが、にいがたイナカレッジとしても空き家改修のゼミと位置付けご一緒しています。

そもそもこの里山ハウス改修は、にいがたイナカレッジの長期インターンシップの受入を決めたところから端を発しています。インターン生の宿泊場所として、里山食堂の2Fをお借りする事ができました。ただしお風呂がない・・・まずお風呂を作らなきゃいけない、また2Fにはまだ部屋が空いている、ここを川口、木沢を訪れる人が泊まれる場所にしようと考えました。

木沢には、「朝霧の宿やまぼうし」という廃校を活用した民宿があります。ただ、大きな学校を利用した民宿のため、5名以下の受入は行っていません。少人数でも泊まれる場所があるといいな、インターン生と合わせて、学生や短期のインターンなども1週間とか1ヶ月とか泊まれる場所になればいいなと考えていました。

一方、木沢集落の地域づくり団体「フレンドシップ木沢」では、「永住・定住」という目標を掲げて活動をしています。永住とは、今住んでいる人がずっと住み続けられる、定住とは新たな人が住める、という意味です。この定住という目標に対して、私たちyamakawa_sunと一緒に、この里山ハウスを整備していこうという話になりました。

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そんな時に、ひょんな縁で、とある建築士(匿名希望)さんとの出会いがありました。この建築士さんも、この場所を使って自分のやりたかった建築を実現させたいと無償で協力してくださることになりました。

そんなこんなで、数回のミーティングを重ね(ほぼ飲み会・・・)

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yamakawa_sunメンバーの栗原里奈さんがこんな資料を作ってくれました。木沢は山のてっぺんにある集落、夜下から上がってくると、集落は山の中に家の灯りが点々と見えます。また、4mもの雪が降り積もる木沢集落から、「~温もりに人が集まる~ともしびのかまくら」というコンセプトを提示してもらいました。

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また建築士さんも内装のデザインを提案してくださいました。この地域の歴史・風土を感じてもらいたいと、豪雪に耐えれる家の構造を見えるよう、天井をとっぱらい梁の見えるデザインです。

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そして、4月28日に、はじめて木沢集落の皆さんを交えて、改修の方向性について共有議論をしました。木沢集落には、大工さんや水道設備屋さん、何でもできる人(?)多くの職人さんがいらっしゃいます。

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そして、新潟工科大学の長先生と大学院生の小池君も助っ人として参戦してくれました。小池君も色んなアイデアを出しがんばってくれています。

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その後、何度も(5月10日)

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何度も(5月24日)打合せを重ね

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6月、ついに改修作業が始まります・・・(その2へつづく)