色々と自然エネルギーに調べている中で、やっぱり実践者に会ってイメージを膨らませたいということ、先日も柏崎市高柳の長永さんを訪ねたわけですが、今回は岡山まで遠征します!
なぜ岡山か?「地エネ組」というグループのホームページを見て、非常に気持ち惹かれたのです。はじめにひっかかったのは、「廃バッテリー」を再生技術を持って、安価にバッテリーを入手していることです。少しでも安価に、DIYで発電システムが作れないかと考えていたので、これはぜひ会いに行ってその技術を教えてもらおうと(甘く・・・)考えておったわけです。
今回会いに行くのは、岡山県岡山市の大塚尚幹さん、地エネ組の共同代表の方です。
行く前にこんな本も見つけました。大塚さんと共に、共同代表でおられる木村俊雄さんの本です。この本を、地エネチーム阿部、榎本、野村は、各自読み(若干2名は、新幹線の中で読み)、岡山へ向かったわけです。
「発電」の前に「節電」をしっかりやる・・・この事はまた改めて書きたいと思います。
軽く触れると・・・
この本を書いている木村さんの電気量 30kw/月 1kw/日
阿部家の電気量 213kw/月 7.1kw/日
うちの1/7です・・・。発電考える前に、節電考えなきゃまったくその通りですね・・・。
というわけでやってきました「岡山県」です!
岡山駅から車で30分ほど行った山間部に大塚さん宅がありました。
どこだろー?と車窓を眺めると、太陽光パネルがいっぱい立てかけてある家が・・・絶対ここだ!
というわけで、無事大塚さん宅に着き
ガッツリとご指導受けてきました
↓こちらは大塚さん宅のバッテリーです。2Vのバッテリーを直列24個つなげて、スペックは48V・400Ahです。
暖房はもちろん薪ストーブ
DIYの冷蔵庫も・・・
↓節電グッズです。24時間タイマーなるものです。これを合わせておくと何時から何時までは電源を切るなどの設定ができるわけですね~。例えば、テレビのコンセントをこれに指しておけば、コンセントをわざわざ抜かなくても、AM1時~AM6時までは、待機電力がかからないようにできるわけですね。これその辺の電気屋さんで売ってます。今まで全く気づきませんでしたが。。
そんなこんなで、大塚さん宅の発電システムのスペックを整理すると(「榎本さん」に整理してもらいました)
↓これ当日のメモ
太陽光パネル システム容量 275W×12枚=3,300W
バッテリー 電圧2V×24個直列 48V 容量400Ah ⇒19,200Wh
インバーター性能 1,500W ⇒熱を出す電子レンジなんかも使えます。
となります。
大塚さん宅は1日3,000Whしか使わないので(阿部家の半分以下・・・)、バッテリー容量(19,200Wh)を割ると「6.4」、つまりバッテリーだけで「6.4日」は電気が来なくても、バッテリーだけで対応可能なわけですね。
ほか色々と、節電の技や、どう各機器をつなぐのか、コントローラーの種類などなど教えていただきました。
あっという間に夜になり、本日はお疲れ様でしたということで、岡山駅近くのゲストハウス「とりいくぐる」へ、このゲストハウスの話もどっかで書きたいと思います。(↓鳥居(とりい)をくぐり宿の中に消えていく2人・・・)
宿でもしっかり今日の復習&ミーティング!!
さて翌日やってきたのは、岡山駅近くのあるお寺・・・このお寺の発電システムを大塚さんが手がけておられるとのこと。
ご住職にご説明いただきました!
バッテリーは、大塚さん宅を超える、48Vの550Ah
インバーターがすごかった3,000W出力!
そのワケは、お寺であることはもちろん、お堂でライブイベントなどを企画するお寺だったのです。
このお寺の発電システムのスペックを整理すると(またまた榎本さんに整理していただきました・・・)
太陽光パネル 275W×5枚×3列 4,125W
※充電コントローラーの許容電圧を超えるため、実際には、1,100W×3で、3,300W
バッテリー 2V×24個直列 48V・ 550Ah
インバーター 3,000W(100V×30A)×2個 6,000W
大発電所です。お寺で部屋が多く・広く、多くの人たちが一度に来られるため、空調だけでも相当な電力を使うようです。この大規模インバーターがなかなかのお値段するようですね・・・。
ということで、岡山の旅のご紹介はこれにてお終い。今回の旅で学んだことを、長岡に持っていくと・・・次回をお楽しみに。