地域を目指す若者達。その価値観とは ~地域仕掛け人市のアンケートから探る~

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5月25日に開催した地域仕掛け人市では、来場者数が当初予定していた定員を大きく上回り、参加者と地域の間にさまざまな繋がりが生まれました!皆さんありがとうございました!
今回は、この地域仕掛け人市のアンケートから、地域を目指す若者達の価値観と求めるプログラムを探っていきたいと思います。(アンケートの対象者は381、回答者数171、回答率45%です。)

回答者の基本データ

まず基本となる回答者の基本データを見ていきます。
01回答者の年代

02回答者の職業

アンケートの回答者(参加者)は20~30代が中心で、学生と社会人がちょうど半々くらいとなっています。

暮らしを”徐々に変えたい”若者達

次に、求めている「地域との関わり方」と 「地域に動くタイミング」、「今後地域と関わる上でのプログラム」を見てみます。

03地域との関わり方

04いつから地域に動きたいか 05今後地域で関わる上でのプログラム

地域との関わり方では二地域居住が最も多く、動くタイミングでは、1~3年以内が約半数を占めました。また、地域と関わる上でのプログラムでは、地域の暮らし体験プログラムを求めている事がわかりました。これらの事から、すぐに東京→地域という選択をせずに、短期の暮らしの体験や二地域居住を経て「徐々に地域へ暮らしを変えていきたい」人が多いことがわかります。その一方で、地域で起業したいといったアントレプレナー層も多くいます。

やりがいを求める男性・つながりを求める女性

次に、若者が何を求めて地域を目指すのかを考えていきたいと思います。地域で暮らす上での価値観を5つ項目(お金、仕事のやりがい、人とのつながり、地域貢献、家族)に分けて合計で10ptになるように振り分けてもらいました。(まるでゲームみたい!)

06男女の比較

まず、男女の比較では、男性は仕事のやりがい女性は人のつながりを求めていることがわかりました。同じ地域を目指す人でも男性・女性によって求めるものはちがう様です。

若者ほどつながりを求めている

次に年代ごとの比較を見てみます。
07年代の比較

グラフを見ると年代が若いほど、つながりを求め、その一方でお金の価値感が低いことがわかります。これらの事から若者を地域に呼ぶにはお金ではなく、つながりややりがいが重要であると考えられます。(当たり前ですが、お金をたくさん稼ぐんだったら東京の方がいいですよね。)

地域に貢献したい30代男性・やりがいを求める30代女性

最後に20代30代の男女の比較を見てみます。
08男性の比較

日本全国仕掛け人市アンケート

男性を見ると、20代は平均的なのに対して30代では地域貢献を求めています。「地域のために」、「ふるさとのために」などの使命感で地域を目指している事がわかります。
その一方で女性を見ると20代ではつながりを求めているのに対して、30代では仕事のやりがいを求めています。女性はキャリアアップのステージとしても地域をとらえています。

これらの事から男性、女性共に仕事のキャリアを積むと、それを活かして地域に行きたいといった思いが強くなるようです。

最近総務省では、地域おこし協力隊を3年間で3000人に増やすといった発表もされ、今後はさらに東京→地域への動きが高まってくることが予想されます。そんな地域を求める若者が増えている中でも、そこに求めるものは年齢や性別によって多種多様であることが今回のアンケートでわかりました。この東京→地域への動きを加速させるには、性別やライフステージに合わせたきめ細やかなプログラムの設計がカギとなってきます。これからも「好きな地域で暮らし、働きたい」という思いを実現し次世代の地域の新しい担い手が増えるように、試行錯誤していきたいと思います!