観光コース

週に一度くらいは何か書こうと思って、結局だいぶ時間が空いてしまった。
まあ皆さん僕のことなんぞ大して関心もないだろうから、こんなもんでいいかなとは思っているが、せっかく場所を用意してもらえたのだからもう少し何かしようと思う。

最近の僕の業務は、結いの里の景観整備や農作業、結いの里の会員の皆様の業務のボランティアに観光案内ってところです。
…ええ、十日町に来て3ヵ月しか経ってないけど、観光案内しているんです。
と言うのも、昔の友達が結構来るんですよ、高校とか大学とかの友人が。いろんなところから「大西が新潟のとんでもない僻地にいるらしい」と噂を聞きつけて。
なので、人が来る度に、広報気取りでいろいろな所に連れて行っています。

東京から来た人の場合、皆さんとりあえず驚くのは近いってことですね。
3時間くらいで来られるのですが、彼らは本当に「僻地」を想像しているらしく、もっとしんどくて長い旅を覚悟しているようです。
実際は上越新幹線のおかげでスイスイなんですがね。下手な関東よりよっぽどアクセスいいですよ。
高速バス使っても渋滞がなければ池袋から3時間半くらいです。

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案内コースは僕の中での定番があります。
十日町駅やバス停留所で車に乗せて、まずは市街地。
商業施設がある場所を見せて、「別に変な場所じゃないよ」とアピールです。
そこから信濃川を見せます。大きな川は東京にはないので結構喜ばれます。
信濃川を渡って、松代地区へ。棚田や大地の芸術祭の作品紹介です。十日町のアイデンティティはここで見せられます。
そして松之山地区。薬湯はウケがいいですね。美人林もインパクト強いです。
元々合併前は別の町だったこともあって、地区によって様子も少しずつ違うんだよと歴史も紹介。

こうなってくると「で、オマエはどんな場所に住んでいるんだ?」となってくるので、僕のいる南雲に連れていきます。
多分彼らの目に南雲は「畑と森以外何もない場所」と映るはずなのですが、
こうやっていろいろな地区を紹介することで、「こんなところに住むくらいなら千葉の実家帰れよ」みたいな同情とか偏見はほとんど聞かなくなりますね。
そしたら後は妻有ポークを肴に、天神囃子で宴です。どっちも最高に旨いです。
帰るころにはまた来るよと言ってもらえます。

地域活性化みたいなことはたいしてしていないし、僕は別の意図をもって十日町に来ているので正直する気もないのですが、
そもそも知名度があまり高くない十日町にとっては、結果的にこうして名前や名所を覚えてもらうことが一番の貢献なのかなとは最近思うようになりました。
豪雪地帯である十日町に、安易に移住だの定住だのを促進することは、かなり危険なので乗り気にもなれないし(僕は2月に来たので特にそう思う)。
うまいもん食わせて温泉入れて、「ああいいところだな」と思ってもらえれば、僕としては十分です。

これから夏になるし、涼しい水回りが楽しめる新しい観光コースも作りたいんですよね。
国宝が出た笹山遺跡のあたりも今のコースにはまだ入ってないし。
人が来る度に地図を見ながら首をひねるのが、最近の僕の趣味になりつつあります。