【イベントレポート】ゲスト本人が書く!はたらくくらすラボ第三回のレポート

あっという間に12月となりました。1週間ほど前にはたらくくらすラボも第四回を終え、あとは残すところ1月の最終回のみになります。毎回、楽しい議論や心に残る問いが多く、盛り上がっていて嬉しいです^^

少し遅れてしまいましたが、10月25日に実施した第三回のレポートをあげます!なんと、ゲスト本人である亀山咲さんが書いてくれました。参加できなかった方も、参加した人で振り返ってみたい方も、ぜひお読みください◎

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第三回も、参加してくださったみなさんありがとうございました!

突然ですが、今回のイベントでゲストトークをさせていただいたわたし(亀山)が、もう一度客観的に自分の話をふりかえる機会にしたいということで、このレポートを執筆させていただくことになりました。

ゲストトークでは、お喋り好きなわたしの性格のせいか、時間を気にせず弾丸トークを発揮してしまいました。 伝えたい気持ちが暴走してしまっていたのかもしれません。(汗) このレポートも長文になっていますが、読みづらかったらすみません・・・!

第三回 10月25日 前半のゲストトーク

第三回のゲストは、2016年、2018年のインターン生の亀山咲です。イナカレッジ史上珍しく(自分でいうのもなんですが)、2回目のインターンは自身で企画したプロジェクトに取り組ませてもらいました。大学卒業後は、新卒での就職はせず大好きな地域活動を仕事にしようと活動していました。

今回の参加人数は、司会とゲストを含め12名。学生だけでなくイナカレッジOG・OBの社会人も参加してくれていました。

初めて参加したインターンをふりかえると、これまでの高校・大学生活では絶対に出会えなかった農家さんなどと出会い、とにかく刺激的だったなあ!という気持ちでした。プロジェクトが終わっても農家さんのお宅に訪問しインタビューしに行っていました。もっと多くの人に伝えたくなったので、2回目のインターンでは農家さんのインタビューや野菜の魅力を発信するためのプロジェクトを企画しました。

(ゲストトークで使ったスライドの一部↓)

 

イナカレッジのインターン後は、大学の近くの老夫婦のお家で下宿生活をすることに。下宿といっても、部屋を借りるというだけではなく、孫のように可愛がってもらいながら生活していました。特に、下宿のおばさんからの生活面や精神面で大きなサポートがありました。卒業後は、大好きだった地域活動を優先させてもらうことにしました。このとき、老夫婦との下宿生活の楽しさを広めたかったので、「多世代ホームシェア プロジェクト」を企画しました。

好きで始めたプロジェクトのはずが、だんだんと市役所や大学を巻き込んでの活動として進展していくなかで、理想と現実のギャップを感じました。そんなか、地域の人からのある一言が心に刺さりました。

「若くて、ここに住んでいるということ。それがあなたの最大の価値。」

今まで周りの地域の人たちから期待してもらい、さらに「逸材だ!」なんて言われることもありました。ですが、それは視点を変えれば「若者」「地域市民」という枠組みに当てはめれば誰でもよかったのかもしれない、と思うきっかけになりました。当時のわたしは、「自分」そのものの感性や考えには価値を見出せなくなってしまい、自分がこれから何をしたいのかわからなくなってしまいました。そこで、いったんこの地域を離れることにしました。

 

ここまで、ゲストトークの制限時間を気にせずに次々と喋り続けてしまいましたが、参加者の方からも沢山の質問がチャットに寄せられました。「そもそもなんで農業に興味をもったのか?」「なんでインターンの後もその地域に関わり続けたかったのか?」「下宿してみて自分にどんな変化があった?」「ホームシェアってなに?」などなど。途中から、寄せられた質問に一つ一つ回答する形で話を進めていきました。

第三回 10月25日 後半のキーワードトーク

後半は、恒例のキーワードトーク!4人1組で自分の頭の中にあるキーワードを出していきます。

どのキーワードも、「もっと深く話し合いたい!」という内容ばかりでした。ここでは一部ですが紹介します。

「個性」「専門性」はどのようにしてつくればいいのか

これは、地域活動に積極的なtさんの言葉。地域で活躍している人からインプットするだけになっていて、自分は何をしようか、何かすごいこと(専門的なこと)をしないといけないと焦っていると話していました。

また、わたし自身も、表現したい「個性」と周りから求められているもののギャップに戸惑ってしまっていて苦しかった時期を思い出しました。

「尽くす人」の無条件の愛。自分よりも人に向いている方がエネルギーを発揮できる?

下宿のおばさんに着目したmさんが話してくれました。「そもそも、他人を自分の家に招き入れて、しかも、その人のやりたいことを応援するって、すごいこと。自分も与える人になりたい。たしかに、人のためになると自分のためよりも大きなエネルギーがでる気がする。自分のためだけだと、何のためにやっているのかわからないし、生きている意味がわからなくなる。」

わたし「個人」をみてほしいけれど・・・、自分で枠組みをつくってしまうこともある

Hくんがグループトークのときに自己紹介で「自分は障がい者です。」と言ったことがきっかけで考えさせられた話。どうしてHくんがわざわざ自分を「障がい者」と言ったのか、グループメンバーが、質問しました。例えば、自分が「女性」であることや「男性」であること、特に言う必要がないと思えることなら省略してしまうはずです。「そういうくくりがあったほうが楽だから、いつのまにか自分から枠組みをつくってしまっていたのかもしれない。」と、Hくんは答えました。

 

感想

参加者Kさん:”若いとか学生とか女性とか障害者とか、それがポジティブな言葉であっても切り取られると傷ついてしまう。でも一方で切り取るからこそコミュニケーションが生まれるということもあるような。切り取って放置しないことが大切なのかなあ。”

参加者Tさん:” まちづくりは人口増加やお金に直結させて考えることではない(?)”

西田さん: ”「違和感」には勝てないなと思いました。何者かになったり個性を発揮するのは大変なので、プロジェクトの個性の構成員になること。”

わたしが感じたのは、ゲスト(わたし)の体験談を参加したみなさんが自分自身の学ぶ材料に変えようとしていたこと。みなさんの新たな問いや学びによって、またわたし自身も気づきが増えていきました。“ラボ”の場なんだとつくづく感じることができました。