誰かでなく自分の、豊かさを見つけよう。
一見不便な山奥で暮らすおばあちゃんたち。
子どもがいなくなって…と言いながらもその地域が大好きな人たち。
いいものをつくって、よろこんでもらうことが何よりの幸せ、と話す生産者・経営者たち。
1カ月地域に滞在しながら、そんな人たちや自然に囲まれて過ごす時間は、スキルアップのためでも就活のためでもなく、
それぞれが自分を知り、自分にとっての幸せや価値観を考えるための時間でもあります。
誰かの言う幸せではなくて、「自分」にとっての幸せとはなんなのか。
漠然と「将来」を考えて不安になるよりも、まずは今の自分を知りに、目の前の人が喜ぶ顔を見に、地域に飛び込んでみませんか。
1カ月プロジェクトとは
夏の1カ月プロジェクトでは、2~3人のインターン生が1つの地域で共同生活を送り、インターン生が感じたことや地域の人の「やってみたい」「こうしたい」をもとにプロジェクトをゴール達成まで実施します。
受入れ先になる地域は主に農村地域。高齢化が進み、人口も少なく、「限界集落」と呼ばれるような地域もあります。ただ、だからこそ普段あまり知り合えない、その土地を守ってきた人やなんでも手作りする暮らしをしている人たちがたくさんいて、豊かさの宝庫のような場所でもあるのです。
そんな場所に、1カ月といえど「住人」となる、そこが出身でもなんでもない大学生たちが来ることは、地域の人にとってもなかなかない貴重な機会。様々な形で歓迎してくれます。
1カ月プロジェクトが終わってもインターン生と地域の人とのあいだでしょっちゅう連絡しあっていることも。
そんな「いつでも会いに行ける」関係をつくること、1カ月でつくったものがその後の地域に良い何かを残すこと、そんなことがこのプロジェクトをやる意味だと思っています。
今年度のプロジェクト
毎年、1か月インターンは5~6地域の受入先があり、インターン生も全国の大学から募集します。ただ今年度はご存知の通り新型コロナウイルスの影響のため、受入先となる地域も少なく、不安軽減のためもあり、全国の大学からは募集できないことになりました。
基本的に新潟県内の大学生が対象となります。
さまざまな地域からの参加がおもしろい要素のひとつでもあったのでとても残念ですが、来年以降来ていただけることを楽しみに、
今年は県内の大学生と一緒にがんばりたいと思います!
また、県内の大学生でも夏休みの時期が例年とは異なるため、インターンの募集締め切りも遅くなっています。かつ、8月に入ってからの新潟県内の感染状況次第では、県内の大学生といえども実施できなくなる可能性もあります。
さまざまな部分で例年とは違う臨機応変な対応がありますが、そこのところはご了承ください。
強くたくましい地域は、こんなときだからこそ価値を発揮する場所かもしれません。
貴重な1年を大変な思いばかりにしたくないから、ぜひ新しい一歩を踏み出してもらえることを期待しています。
★今年度のプロジェクトは以下の2つ
①柏崎市別俣集落 詳細はコチラ
②魚沼市高倉集落 詳細はコチラ
参加までの流れ・説明会スケジュール
参加までの流れ
① 6月下旬~7月頭を中心に新潟県内で個別相談やオンラインで説明会を実施します。来られる方はできるだけ来ていただけると嬉しいです。
来られない方は直接興味のあるプロジェクトページから申込フォームに記入してください。
② 事務局スタッフ(コーディネーター)と面談します。不安なことや自分の興味のあることをここで話し合い、一緒に一番あなたにとって良いプロジェクトは何かを考えます。
③ 申込書を提出します。これで正式な申込となります。※場合によっては申込前に④の地域の担当の方との面談も可
④ 地域の担当の方と面談します。この時点でほとんどの場合受け入れが決定となります。
⑤ 他のメンバーと顔合わせをしたり、日程や交通手段、持ち物の連絡をして当日までの準備期間となります。
説明会スケジュール
現在予定している説明会は以下の通りです。また、プロジェクトの募集締め切りは7月12日の予定です!
【6月】
①6月24日(水)19:00-21:00 申込は以下のURLから
https://inacollege.jp/blog/2020/06/02/setdumei2020/
②7月9日(木)
参加者の声
ー常に何かに追われていた大学生活の中で見失いかけていた「生きていることの喜び」を取り戻すことができました。そしてそんな環境だからこそ、普段は目を背けたくなる自分自身と向き合うことができました。
ー田舎に住むだけでなく集落の中で“暮らす”ことができると感じ参加を決めました。若者を若者らしく、歓迎はしても接待はしない。本当に集落の一員として扱ってもらっていることを感じ、それが私にはとても嬉しかったです。
ー今の自分が常に物足りない、と思っていたところから日々の生活がなんだか幸せだなぁ、って思うようになりました。身近なものから愛に気づけるんだなぁ、と感じさせてもらいました。
ーやりたいことがある人しか動けない、というのは自分が動けない言い訳だったと思います。学生のこの就活どうしようかなって漠然と悩むしかない時期に、たくさんの人と出会って、違う悩みに真っ向からぶつかって、自分のものさしが少し見えてきたりしていることが楽しいです。
★1カ月プロジェクトのインターン生には、感じたことを毎日記録し、終わった後に1カ月がどんなものだったのかもレポートにしてもらいます。そこには私たちでも予想外の気づきや学びがあり、それは地域の人にも届きます。もちろん感じることは人ぞれぞれですが、今までの参加者の表現豊かなレポート、読んでみてください。
よくある質問
1カ月プロジェクトの参加について、よくある質問にお答えします!
①費用はどれくらいかかりますか?
A. プロジェクトの参加費・滞在費は無料ですが、自宅から現地までの交通費・現地でかかる食費・消耗品は実費となります。毎年3万円弱かかる人が多いです。
②滞在先はどういったところですか?
A. 歩いて地域の人と交流ができるよう、地域内の空き家に滞在してもらいます(まれに宿泊施設のようなところの場合もあります)。生活できるだけの家具・家電・インターネット環境はこちらで用意します(駅前や街中ではないのでコンビニやスーパーは近くありませんが、必要な頻度で車でスーパーまで送り迎え等はできます)。食事は自分達で自炊してもらいます。
③社会人も参加してもいいですか?
A. 1カ月滞在できるのであれば、社会人でも参加OKです!毎年1名ほど学生でない参加者もいます。他のメンバーと同じようなスタンスで参加いただけるのであればどなたでも応募できます。
④1カ月の日程調整(途中抜けなど)はできますか?
A. 基本的にはこちらで来てほしい期間が決まっているので、大きくは外れないで参加できることが望ましいです。ただ期間中3~4日自宅や大学に戻らなくてはならない予定がある、スタート日に1日~2日間に合わない、などは対応できますので、希望プロジェクトのコーディネーターと相談してください。(今年度に関しては3週間くらいの可能性もあります)
⑤定員オーバーになることはありますか?
A.過去、選考を行うほど定員オーバーになったことはほぼありません。ただ、応募期間が終わってから面談・プロジェクトの調整を行うわけではなく応募があった順に面談を行っていきますので、検討している方は早めに問い合わせだけでもしていただけると把握できるのでありがたいです。
その他聞きたいこと・気になることがある方は説明会かこちらのお問い合わせまでご連絡ください!