ムラに学ぶ、ヒトに学ぶ、自分らしいライフスタイルを実現する。
「好き」で溢れた、木沢での一ヶ月 【新井美納理】

にいがたイナカレッジの短期インターン生レポート、ついに最後のレポートです!

レポートは、もちろん私たちや皆さんにインターンがどんなものだったのかを伝えるものではありますが、もう一つ大事なことは、インターン生自身がインターンについて振り返り、こんな意味があったなあと言葉にしてみること。

きっと数量的な成果だけではなくて、いろんな効果があったと思います。

それをちゃんと言葉にすると、このインターンをやってみたこと自体が自分の糧になっていることが実感できると思います。

みのりちゃんは、本当にたくさんインターンで学び、気づいてくれたインターン生でした。みのりちゃんの日報にいつも私はとても感動していたし、みのりちゃんの描く漫画はいろんな人とのコミュニケーションのハードルをものすごく下げてくれました。

そんなみのりちゃんのレポート、漫画付きでどうぞご覧ください^^

 

インターンの内容

長岡市木沢集落で一か月過ごしながら「木沢セット2017夏」を作ることが私が参加したインターンの目標だった。ボランティアなどで県内外から木沢に訪れ、今は木沢から遠ざかっている人たちを名誉村民と呼ぶ。その名誉村民がまた木沢に来たり、木沢を思い出したりしてくれるようなモノを作り、それをインターネットを利用して売り、名誉村民に届けることがゴールだ。

四季ごとに木沢の季節を感じられる木沢セットを名誉村民に届けるため、今回は「木沢セット2017夏」ということで夏をテーマにした木沢セットを作った。

インターンに挑戦した理由

インターンに挑戦した理由は3つある。

1つ目は、同じ大学の先輩から誘われたから。2つ目は、学生のうちに何か大きなことに挑戦したかったから。3つ目は、このインターンの中で自分の好きなことを生かせると確信したから。

これといった動機はなかったけれど、挑戦することに意味があるのだと思い、特に考えずにインターン初日を迎えた。

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インターン生活―前半―

木沢セットを作るために木沢を知る、ということで、インターンが始まってすぐに村の人との交流が始まった。

村の人とお茶を飲みながら、お互いのことを知った。家族でも親戚でも友達でもない、「地域の人」との出会いは私にとって初めてで、人見知りをする私はあまり上手く関わることができなかった。

インターンが始まって数日経った頃、私に村の人が「お前はまだ心を開いてない!」と言った。自分の中で、村の人との間にどこか線を引いていると自分でも気付いていた。

でもそれをどう突破したらいいのかわからなかった。村の人とのコミュニケーションを難しく感じていた最初の一週間だった。

そんなモヤモヤを抱え、二週目に入った頃から、私は村の人たちと交流していく中で、村の人の面白い一面を見て吹き出して笑ってしまう場面がいくつかあり、それを形にしたいと思った。そしてそれを四コマ漫画として描き、インターネット上に投稿した。

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週に1,2回ずつ更新していったマンガは、予想以上に多くの人が見てくださり、「おもしろい!」と言ってもらえた。自分がしたことが誰かに面白いと思わせる、ということが嬉しかった。

インターネットで私のマンガを見て、木沢に来てみたいな、と思う人がいれば・・・という少しの期待もあった。マンガを描くという、私が何かを作り上げている中で、木沢の人たち、木沢への「好き」が増していった。

その中で増えた村の人との関わりが、村の人とのコミュニケーションのモヤモヤを消していった。自分に自信もつき、「木沢のために何か面白いことをしたい」という思いが生まれたのもこの時だった。

自分にできることとできないことがわかり、自分の木沢への思いが生まれたインターン前半だった。

 

インターン生活―後半―

 

インターン後半は、前半以上に村の人との交流があったように思う。それに加えて木沢セット作りもあったので、毎日があっという間だった。

インターン生、村の皆さん、コーディネーターさん、コーディネーターさんのお友達と共に汗水流した大根の種まきは、(特にインターン生が)歌を熱唱しながら作業したので、かなり疲れたが、とても楽しかった。

いろんな植物を知っているやすしさんとの山登りでは、様々な草花を知ることができ、すばらしい景色も見ることができた。こうして村の人たちと自然の中で交流していると、「なんて素敵な暮らしなのだろう」と感動することが何度かあった。

決して便利とは言えない場所に位置する木沢集落だが、村の人たちは決して不便だとは言わず、自然に逆らうことなく、むしろ心から楽しんで生きている。インターン生活で、暮らし方について考えさせられることも多かった。

木沢の人との思い出が一日一日どんどん増えていくのが嬉しかった。そして何よりも嬉しかったのが、私と同じく絵を描くことが好きなやすしさんが、私の四コマ漫画を見て、木沢の人&私たちインターン生の四コマ漫画を描いてくださったことだ。

「地域の人」との関わりが、こんなにも楽しくなるとは、インターン一週目の時の私には考えられなかったと思う。

 

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そして後半は、インターンのゴールである木沢セット作る段階に入っていった。私は木沢セットの箱のデザインを担当した。透明水彩絵具で夏野菜(木沢の人たちにいただいたもの)を描き、それをのし紙にした。

そして、箱の側面を「夏の植物」をテーマにインターン生、村の人、木沢で出会った人、コーディネーターさんみんなで描いた。それぞれの感性が光り、心こもった素敵な外身になったと思う。

皆さんに絵を描いてもらっている時の光景が、とても楽しく、微笑ましかった。木沢っていいな、と思った瞬間だった。

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名誉村民のもとへ届いたとき、くすっと笑ってしまうような、心があったかくなるような、また木沢に行きたいと思えるような木沢セットを作りたいと思っていた。

ゆりえってぃが作った「ポストカード」、さっこちゃんが作った「木沢を楽しむBOOK」と野菜の贈り物、去年のインターン生作の「木沢の音」、私が担当した木沢セットの箱。

私たちが木沢で過ごし、感じたものをストレートに形にしたものだから、必ず、名誉村民の皆さんの心に響くと思う。

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木沢でのインターンを終えて

私ともう二人のインターン生、ゆりえってぃとさっこちゃん、コーディネーターさんをはじめ、このインターンで本当にたくさんの出会いがあった。そこでできた繋がりは、これからも大事していく。自分にできることとできないことがわかった前半、目まぐるしく過ぎていった後半。全てゆりえってぃとさっこちゃんがいたから頑張ることができた。

インターン生活は終わったけれど、まだ村の人に頼まれて達成していないこともあるし、ちゃんとお話できなかった村の人もいるので、また木沢へ行く。

木沢への「好き」があふれた、充実した一ヶ月だった。木沢で見たもの、聴いた音、笑ったこと、嬉しかったこと、交わした言葉、聞いた話、木沢で経験したことすべてがこれからの私を支えてくれると思う。

出会い、体験し、悩み、自分を大きく成長させた一ヶ月だった。インターンが終わり木沢を出た日、泣いてしまったのは、木沢での出会いが、出来事が、本当に素晴らしいものだったからだと思う。

挑戦して良かった、出会えて良かった、そう思えるインターンだった。

新井 美納理

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