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【インターンOG榎本未希のインタビュープロジェクトvol.2】胎内市観光ボランティアガイド 布川拓男さん

こんにちは!イナカレッジ事務局の井上です。ちょっと前に第一弾を公開していた、短期インターンOG榎本未希ちゃんのインタビュープロジェクト第二弾を公開いたしますー!

今回のプロジェクトでは、昨年度の夏、短期インターンで1か月胎内市に滞在していた新潟県立大学4年の榎本未希ちゃんが、「改めてじっくり話を聞きたい!」と思った人に本人がアポをとりインタビューをしています。

1人目の胎内市役所 浮須さんに続き、2人目は胎内市の名物観光ボランティアガイド、布川さん。

実はこの日、私も一緒に布川さん案内で胎内を回らせてもらいましたが、とても面白くて一気に胎内への愛着が増しました。笑

「案内する」って、すごい可能性を秘めている気がします。そんな素敵な体験を届けることができる布川さんのお話をどうぞお楽しみください^^

 

***

新潟県胎内市の人にインタビュー 第2弾は胎内市観光ボランティアガイドの布川拓男さん。

胎内市の街歩きをするようになったきっかけや胎内市の好きなところについて町歩きをしながらお話をお伺いしました。

ぬのたくさん

布川拓男さん

昭和23年4月28日生れ。岩手県岩手郡滝沢村(現滝沢市)出身。

「路地連胎内」として街歩きや樽ヶ橋遊園ゆるゆる隊、縄文の清水保全隊、胎内市美術館サポーターズなど胎内市観光ボランティアガイドを行っている。胎内市のゆるキャラやらにゃん応援隊、「胎内のこと」をFBで情報発信中。

―――布川さんは胎内市観光ボランティアガイドとして、胎内市の街をたくさん歩いていますよね。街歩きをしようと思ったきっかけを教えてください。

布川さん:きっかけは胎内市で行われる米粉フェスタの街歩きをしないかと市役所の商工観光課から参加募集があったことです。

米粉関連の工場を見たり、米粉を使ったお菓子屋さんがある中条市街を歩いたり。

その際に「路地練新潟」の野内さんに出会ったんです。野内さんは一緒に中条市街を歩いていると、「この路地がいい」とか「川のカーブがいい」と言い出しました。

はじめは良く分からなかったけど、自分でその道をリピートしてみるとその良さが分かってきたんです。それをきっかけに、中条市街だけに限らないで130くらいのすべての集落を歩いてみようと思いました。

地元の人にとってはなんてことない風景でも、歩いて見たものを「これはすごい、これは美しい」と自分に言い聞かせていると、そんな風に見えてくるんですよ。これが街歩きをはじめたきっかけ。米粉フェスタに参加して、野内さんと出会って街歩きにはまりました。

もし野内さんに会っていなかったら家の中で「どよーん」としていたかも。

―――布川さんは岩手県出身なんですよね。はじめ胎内市に来たときはどうでしたか。

布川さん:私の生まれは岩手県なんだけど、地元は自然にあふれていました。自然に囲まれた山村なので隣の家が200Mぐらい先でした。

18歳になると岩手から東京に出て働きました。東京は人が多くて嫌でしたね。通勤ラッシュとかで殺されるじゃないかと思いました。

当初は寮生活で朝6時前に起きて、1時間半くらい電車に乗って仕事に行っていました。

今では当たり前かもしれないけど、少年には辛かったですよ。仕事はただ食べるためのようなものでした。当時は人口も多かったから、安く人が使えたんです。東京は住むところではないなあと感じましたね。

東京で働いてから7年後に、新潟県胎内市(当時は中条町)に行く話が来ました。「やっと東京を離れることができる」という思いでした。だから胎内市に来たときはホッとしましたね。

 

―――そうなんですね。胎内市に来てホッとする、ってなんだかわかる気がします。人込みから離れて大自然に囲まれるとなんだか懐かしさを感じて落ち着きますよね。胎内市で好きな所ってどこですか。

布川さん:山筋、棚田などがいいねえ。胎内市のいろんな集落を歩いていると、山筋にもろ歴史的な建造物があるんです。

神社だったり、お寺だったり。その造形物をみて、「昔の人がどんな思いでこれを作ったんだろう」とか考えるのが好きなんです。

あとは石に刻まれたお地蔵さん石仏とかもいい。見ているとホッとしてくるんです。こういうのが好きになったのは8年前、仕事を辞めて地元歩きを始めてからですね。

胎内市を流れる胎内川って山からずっと海までつながっているでしょ。その時に思ったのが「橋から端まで」という案内の仕方。自分だけが楽しむのではなく、他の人にも胎内の良さを端まで伝えたいと思うようになりました。

鳥坂神社1

鳥坂神社2

(鳥坂神社)

 

―――胎内市は外へのPRが必要だと感じますか。

布川さん:うちの奥さんに「胎内市って何かいいところがある?」と聞くと「何もない」と返ってくるんです。これを聞くとガクッと来ますね。身内からさえ、そう言われると残念なんですよね。

だから外にも注目しながらも、胎内市の中でも外でも胎内の良さを発信していきたいです。地元の人にとっては日常でも外の人からすると非日常だったりするんです。

そんな日常をピックアップすることは地元の人にとっては抵抗があるかもしれないけど、でも胎内市では面白い活動をしている人がたくさんいるし、もっと外に発信したらいいのになって思ったりします。

例えば野菜の直売所。一袋100円でたくさん入った野菜を買えます。その直売所には野菜を育てたおばあちゃんもいて、調理の仕方も聞けるのです。この会話がいいよね。

あと発信を通して「自分の住んでいる地域に恩返しがしたい」という思いもあります。街歩きを始めるまで仕事だけで生きてきましたから、自己満になるかもしれませんが、今度は地域のために自分から動いていきたいです。

胎内棚田

縄文清水

―――街とは先人の人々が作り上げた歴史や生活と地形が作り上げた自然が合わさり、どの地区でも何でもない日常の中に個性があふれているのかもしれませんね。「街歩き」はその気が付かない個性を「地域の魅力」に変えることができるのかもしれません。胎内市の地域の魅力がいろんな方へ伝わるといいですね。最後に地方へ、胎内市へ行ってみたい人という人にメッセージをお願いします。

布川さん:胎内市に来て、人に会って、話を聞いてその良さを感じてほしいです。紙や写真ではなく、実際に会っていながら、一杯飲みながら話を聞くことがいいんです。

地方の人ってとっつきづらいかもしれないけど、きっかけがあるといろんなことを話してくれますよ。良さを伝えるのはやっぱり人だと思います。

あと胎内市は米がとても美味しいです。東京から初めて来たとき、ご飯が美味しくて感動しました。おかずがなくてもご飯とたくあんだけで充分です。

だからまず胎内市に「来て頂戴。」美味しいご飯が食べられますよ。

 

 

 

胎内市観光ボランティアガイド 布川さんの街歩きに行ってみたい人はこちらからどうぞ!

  • 観光ボラのページ(胎内市観光協会から引用)

http://tainai.info/volunteer/

リクエストがあれば他メンバー様のコースも含め各所個別に対応します。

(聞き手・文:榎本未希)

 

 

 

 

inoue
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