ムラに学ぶ、ヒトに学ぶ、自分らしいライフスタイルを実現する。
  • 2017.10.05
人とまつりと花火~片貝でのひと夏【黒澤光喜】

参加動機

私がこのインターンに参加した主な理由は、3つあります。1つ目は、片貝まつりに参加してみたかったからです。一般的な花火大会では企業がお金を出して花火を上げるが、片貝は違う。企業の花火ももちろんあるが、個人が上げる花火がほとんどで出産や結婚といったようなイベントがあったら花火を上げます。また、家族の健康祈願や追悼の願いを込めた花火もあります。花火が住民の生活にこんなに密着した町が他にあるだろうか?この一風変わった町に興味を持ち、どんな町なのか、どんな人たちが上げるのか、実際にまつりに参加しながら知りたいと思った。
2つ目の理由は、このインターンの目的である動画作成の過程で色んな人にお話をうかがえるからです。片貝の人たちが花火を上げる理由は十人十色で、それぞれ色んな想いを持っています。それをじっくり聞けるのはすごく面白そうで興味をひかれた。
3つ目は、動画編集の技術を学びたいから。サークルのポスター作りで画像、動画編集に興味を持ち、もっと学んでみたいと思っていたのでこのインターンをきっかけに学んでいきたいと思った。

色々と書いたがシンプルに言えば、夏休みの1ヶ月を地元神奈川で過ごすよりも面白く、魅力的で変わった体験ができるプログラムに心惹かれ、ワクワク感を感じたから参加した。

片貝まつりとは?

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インターンの説明をする前に、まず片貝まつりについて説明したいと思います。

片貝まつりは毎年9月9日、10日に新潟県小千谷市片貝町で行われる夜の花火をメインに様々な行事が行われるお祭りです。他のまつりとは違う特徴がある魅力的なお祭りですが独特な雰囲気があり、今現在観光客は多いとは残念ながら言えません。片貝まつりの花火は奉納煙火、つまり神社へのお賽銭のような物だから自分たちが見る、観光客に見て貰うというよりも「花火をあげる」ことが大事なのです。ここが他の一般的な観光イベントとしての花火大会とは大きく異なる点で、独特な雰囲気を作りだしていると思います。

しかし、外の人が片貝まつりに来ても楽しめないか?というと決してそんなことはありません!!

例えば、若者が花火の筒をひきながら町中を練り歩く筒引きという行事では、若者達が筒を引きながら順番に筒の上に登り、かけ声をあげます。そうすると筒をひいてる仲間から名前を呼ばれたり威勢の良い返事が返ってくるという仲間の一体感を感じられる熱い行事です。

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他にも成人玉送りという行事があります。片貝の成人は中学の同級生たちで自分たちの花火を上げますが、上げるためには、片貝内に6つある支部と呼ばれる団体に成人として認められなければならなりません。認めてもらうために、成人はまつりをもりあげながら各町内を周ります。その道中は決して楽ではない厳しいものですが、その分先輩達に成人として認められて無事に花火を上げられたときの嬉しさはひとしおだと言います。成人になるための片貝独自の通過儀礼といってもいいかもしれません。

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そして、一人一人がそれぞれの想いを込めて打ち上げる花火。結婚や出産、卒業、還暦祝い、追悼、企業発展、健康祈願にプロポーズまで。本当に様々な想いが込められています。片貝まつりの名物である四尺玉にももちろん意味があり、9日の四尺玉は、その年によって平和祈願や日本の発展、復興の願いが込められています。そして二日間の祭りの最後に打ち上げられる10日の四尺玉は、成人を祝って打ち上げられます。町民に認められ、晴れて成人を迎えた彼らを町民一同でこの花火によって祝います。

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インターンの目的

このように、片貝まつりは本当に独特なお祭りです。私はこのインターンに参加するまで片貝まつりのことを知りませんでしたが、インターンに参加して一気にその魅力に引きつけられました。
独特なあまり片貝まつりはもしかしたら万人受けするお祭りではないかも知れませんが、私のように引きつけられる人は大勢いるはず。片貝まつりの良さを私たちが動画にまとめ発信することで、新しい片貝ファンを増やすことが私たちの目的です。

活動内容

片貝まつりの魅力を伝えるにはどんな内容の動画にするべきか、話し合うことから活動が始まりました。事前に長さや内容は指定されてなかったので、一から自分たちで決めていった。その結果「わたしの片貝まつり~2017~」というタイトルで、色々な人にインタビューをしてその人の今年のまつりと花火にかける想いや今までの思い出を動画にまとめることが決まった。また、当初の内容にはなかったがインターン中に気付いたことを発信するツイッターも始めることになりました。
インタビューでは地元企業の社長さん、小学校の校長先生、還暦を祝って花火を上げる同級会の方、成人の代表者など多くの方にお話を伺えました。どなたもインタビューのお願いを快く受けてくださり、楽しそうにかつ真剣に話をしてくださるのがとても印象的でした。

また、先程少し話した支部にお邪魔させてもらい、まつりの準備に参加させてもらった。その様子やまつり当日の様子も動画におさめた。

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動画はたくさん撮りましたが、インターン期間中に編集は終わらなかったので今もまだ作業中で、10月下旬に片貝の人たちの前でお披露目する予定です。

インターンを終えて

最高の1ヶ月だったと今振り返っても思います。初めての土地、初対面の方々、びっくりするような風習・・・最初はこの環境に慣れることに精一杯で大変でした。でも、日が経つにつれ、町の人達と話すことを自然に楽しめるようになったり、花火関連のものが町中にあふれていることに気づけたりと、だんだんと慣れていくことができました。

多くの人と出会い、色んなお話を伺い、貴重な体験をすることができました。毎日、初めてのことの連続で濃い1ヶ月間でした。

アポ取りやインタビュー、長時間の動画撮影など慣れないことをやったり片貝独自の文化に戸惑って大変なときもありましたが、それ以上に色んな人に色んな話を聞いたり、支部で飲み会をやったり、まつりで騒いだりできて楽しかったです!めちゃくちゃ楽しかったです!
インターンが終わって帰るときは本当に残念で、寂しくて仕方なかったですが「来年も是非来てね!待ってるよ!」と声をかけてもらい、とても嬉しかったです。
自分でも驚くくらいに片貝のことが好きになってて、来年の片貝まつりはもちろん、冬の片貝にも行きたいなと思ってます。片貝は第二の故郷と言ってもいいくらいに、素晴らしい体験ができました。

将来のことを考える上でもこのインターンはとてもいい経験でした。漠然と将来について考えてはいましたが、このインターンに参加して、方向性が定まってきました。

片貝での1ヶ月は本当に濃い日々でした。初めての連続で毎日忙しく、あっという間に楽しく1ヶ月経ってしまいました。この夏のことは、絶対に忘れないです。

この1ヶ月間、お世話になった全ての方々、本当にありがとうございました!!

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