ムラに学ぶ、ヒトに学ぶ、自分らしいライフスタイルを実現する。
  • 2017.10.04
片貝で過ごした忘れられない夏【山内海渡】

8月15日から9月15日までの1か月間を新潟県小千谷市片貝町に滞在させていただき、片貝まつりに準備の段階から関わらせていただきました。その模様をカメラに収め、映像作品に仕上げるというのが今回の僕らのプロジェクトです。

片貝町はとても独特な文化・歴史を持つ町で、とてもすべてをここに記せるものではありません。

世界一の大きさを誇る四尺玉の花火を打ち上げる町で、毎年9月9日・10日に行われる片貝まつりでは多くの人が片貝を訪れます。そこで打ち上げられる花火は決してパフォーマンスではなく、個人や企業がそれぞれの思いを込めて打ち上げられる花火なんです。そんな花火の下では、い組・に組・三組・て組・五部・ま組という6つの支部や、厄年・還暦の同級生が集まった同級会、そして成人の同級会などが、祭りを盛り上げながら山車を神社まで奉納します。

簡潔に記すとここのような感じですが、これは片貝のほんの一部を説明したにすぎません。もっとたくさんのおもしろい文化がこの町には根付いているのです。

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(花火番付にそれぞれに誰が打ち上げる花火か書かれています)

私がこのインターンに参加したのは、地方の現状を見るためと、自分が地方に貢献したいと思ったからです。大学で地方創生やまちづくりを学んでいますが、実際に訪れる機会がなかなかないことに悩んでいました。そんな中でにいがたイナカレッジという団体を見つけたことで、これが最後のチャンスだと思い、思い切って応募をしました。

インターン期間中の主な活動は、日中には片貝の企業の方や住民にインタビューをして、片貝まつりの思い出や、今年の片貝まつりに懸ける思いをカメラに収めました。そのなかで聞いた「片貝は片貝まつりを中心に1年が回っている」という言葉がとても印象的でした。実際片貝の方にカメラを向けると、最初は恥ずかしがったりしているのですが、全員が片貝まつりがいかに素晴らしいかということをよそ者の私たちに熱く語ってくれます。

そして夜は、先ほど説明した町内ごとに分かれている6つの支部に参加させてもらい、準備を手伝いながら、その様子をカメラに収めました。僕はに組にお邪魔させていただいたのですが、に組は人数が少ないながらもとてもアットホームな雰囲気でとても楽しく活動させていただきました。

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(に組での準備の様子)

 そして迎えた祭り当日。今年は土日開催ということもあり、例年より多くの観光客が訪れました。事前に聞いてはいたのですが、予想をはるかに超える熱い祭りで、あっという間に2日間が終わってしまいました。当日はに組と一緒に町内回りに参加させていただいたり、成人戦という成人の儀式を撮ったり、大迫力の花火を見たりと大忙しでしたが、疲労の何倍もの充実感が溢れていました。

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今回のインターンで大きく考え方が変わったことがあります。それは「地方だから」「人口が少ないから」というのはただの言い訳に過ぎないということです。私は最初、人口が少なくなっている地方をどう盛り上げようかというのを考えていましたが、そんなことはする必要がないくらい地方にも最高の魅力が存在しているということを今回思い知らされました。

片貝という町にはいい意味でカルチャーショックを受けました。なぜなら還暦になっても同級生で集まったり、子供からお年寄りまでが祭りを通して一致団結できる、そんな素敵な町を見たことがないからです。「片貝は片貝まつりを中心に1年が回っている」その意味が祭りを経験した今ならわかります。それほど熱く、人を虜にする祭りなのです。

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最後に今回のインターンでは多くの方にご協力いただきました。よそ者である私が無事にこのインターンを終えられたのも、コーディネーターの佐藤勇介さんをはじめとする方々の協力なしには成り立ちませんでした。本当にありがとうございました。

2017natsu
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にいがたイナカレッジ
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