ムラに学ぶ、ヒトに学ぶ、自分らしいライフスタイルを実現する。
  • 2017.10.02
インターンで得たたくさんの気づきと温かい気持ち【田辺 久美子】

こんにちは。事務局の金子です。

柏崎市荻ノ島で、集落で生きるお父さんたちへの聞き書きに挑戦した久美ちゃんのレポートです。

集落のお父さんたちに積極的に飛び込んで、一緒に草刈りしたりしながらお父さん達から色んな話を引き出してくれました。

そんな久美ちゃんのレポートをどうぞ!

 

私が荻ノ島にやってきた理由

今回私が荻ノ島集落のインターンへの参加動機は、荻ノ島集落のある高柳町という地域の中に私の地元があるからである。私は今年の7月に地元に帰ってくるまでは東京に住んでいた。しかし、東京の環境が合わず、実家に帰ってくることになった。そして、今後は地元、高柳で定住する上で必要な生きる知恵や技をこの荻ノ島でのインターンを通して学べたらと思い参加に至った。

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お父さんたちの心にダイブ!

今回の荻ノ島でのインターンの主な取り組みは、村のお父さん方に話を聞いて、聞き書き集を作成することだった。昨年は、村のお母さん方の聞き書き集だったが、今年は、昔から荻ノ島に住んでいるお父さん方の生き様や、楽しんでいたこと、胸の内にある思いなど、できるだけその人の核心に触れることを聞き出すことが目標だった。

しかし、そういった、人の深いところを聞き出すには、お父さん方との心の距離が近づかなければならない。そのため、挨拶周り、インタビューの交渉、その他の日常生活でもできるだけ直接会って、お話しすることを心掛けていた。

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インターン前半は、お父さん方との距離を縮めることと、荻ノ島の集落年表の作成をした。集落年表は、これまで荻ノ島で観光・交流するための取り組みから、交流をして共に支えあう・共働していくための取り組みに切り替えていくために、これまでの荻ノ島の取り組みを一つの資料に要約してまとめることを目的に作成した。また、見て楽しめるように手描きのイラストも交えた。

後半になり、お父さん方へのインタビューと、聞き書き集の文章作成に取り掛かった。今回インタビューをさせていただいたお父さん方は6人。私たちが主に活動していた荻ノ島集落センターにきていただいて話を伺ったり、自宅に伺ったり、集落内を歩いていて偶然に会った際に話を伺ったりした。インタビューをするとき以外に、対象のお父さんに偶然会って話を伺うときにもボイスレコーダーで音声を録音して、どんな情報も聞き逃さないようにしていた。そして、お父さん方の話の中から記事にして残したいことや、自分の心に響いた言葉などを中心に原稿を書いた。インターン終盤は、原稿の直し、誤字脱字の点検、聞き書き集で使用する写真の撮影をした。

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また、毎週末の草刈りの手伝いや盆踊りへの参加、集落内を歩いていた時に村の方に声をかけられ、急遽茅のたいまつ作りを手伝ったりと、自分たちのできることは積極的に取り組んだ。

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インターンで得たたくさんの気づきと温かい気持ち

今回この荻ノ島でのインターンを通して、気づいたことがたくさんある。お父さん方の話を聞く中で、今と大きく変わっていることがあった。ひとつは、子供の遊びだ。今では様々なゲーム販売されており、ゲーム機を持っているのが当たり前のようだが、昔は当然そういったゲーム機などはない。そんな中で何をしていたかというと、竹とんぼを飛ばしたり、川で遊んだり、山や墓地を駆け回ったり、神社の天井裏に上って遊んだり、とにかく体を動かす遊びがメインだった。

他に昔と今で違うことは、衛生環境である。今は衛生管理を徹底し、除菌や消毒に気を遣う人が増えているだろう。しかし昔は、畑で採れた野菜などをその場でかじったり、家の前の水路に顔を突っ込んで水を飲んだりと、衛生面にそれほど敏感ではなかった。だからこそ体内の免疫力は高く、風邪をひいたりすることも滅多になかったそう。こういった変化が、お父さん方の世代と私たち現代の人の体のつくりにも変化を及ぼしているのだと感じた。

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インタビューをさせていただいたお父さん方の話は、共通の話もあり、それぞれ違う話もあり、たくさん話を聞くことができた。お父さん方がどういう暮らしをしてきて、何を楽しんで過ごしてきたのかというのも知ることができ、聞き書き集を書くのに十分な話が聞けた。しかし、もう少し深い話を聞くには、少し時間が足りなかったように思う。

普段の日常では、毎日田んぼの間の道を通るため、この1ヵ月で稲が色づいていく様子や、肌に風や空気の違い、風の音など自然の季節の変化を感じることができた。

環状集落から少し外れた道を散策すれば、遠くへ行かなくても森林浴をしているかのような緑に囲まれるため、気分転換に歩くこともあった。また、村のお父さん方だけでなく、お母さん方もすごく気にかけてくださり、いつも野菜やお料理をいただいて、お母さん方とも繋がりを持ててすごく温かい気持ちになれた。1ヵ月間とても良い環境で過ごすことができ、得るものもたくさんあったため、とても良い経験ができた。

 

田辺 久美子

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