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【インターンOG榎本未希のインタビュープロジェクトvol.1】 お世話になった胎内市役所 浮須さんへのインタビュー

みなさん、こんにちは!にいがたイナカレッジ事務局の井上です。

しばらく更新ができていませんでしたが、今年も夏休みを利用して、15人の大学生たちが地域で奮闘してくれています。

各インターン生のレポートももうすぐお見せしますので、楽しみに待っていてくださいね~

さて、今回は、去年の夏休みにインターンに参加してくれた、OGの榎本未希ちゃんが、「去年お世話になった人の話を改めてじっくり聞きたい!」と素敵な相談をしてくれて実現した、「インタビュープロジェクト」の記事です。

新潟県立大学に通う未希ちゃん。夏休みを利用して再び胎内地域に出向き、全部で3人にじっくり話を聞いてくれました。その一人目のインタビューを公開します!

大学4年生の夏休み、これからのこともいろいろ考える時期だと思います。

そんな時期に自分の「やりたい」を小さくてもひとつずつ実現している未希ちゃんは、なんだかとても生き生きとした表情をしていました。横で聞いていた私もなんだか元気をもらえました。

それでは、ぜひちょっとした空き時間に読んでもらえたらうれしいです^^

◆◆◆

 

新潟県の北に位置する新潟県胎内市は、山も川も海もあり壮大な自然に囲まれています。

私は昨年の夏、にいがたイナカレッジの夏のインターンに参加し、胎内市に1か月間お試し移住しました。お試し移住では日常的にサルがでるような山の中で暮らし、集落のおじいちゃんおばあちゃんから美味しい野菜やごはんを頂きながら生活していました。

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(昨年のインターンの様子)

インターンが終了し、胎内市を離れ、元の生活に戻ると、時間の流れや生活への余裕が変わっていきました。胎内市で感じたあの壮大でゆったりとした大自然や、地域のために活動する人々の温かい雰囲気は、きっと私の普段の日常生活では感じることが出来ないかもしれません。

ただ、もし毎日目の前のことにただ追われながら生きている人々が、あの雰囲気を感じることができれば、心や生活に余裕が出て、今よりも少しだけ豊かに生きることが出来るのではないかと思いました。

 

なので私は、昨年お世話になった新潟県胎内市で暮らす方々に胎内市の魅力や地域への思いをお伺いし、文章にまとめようと思いました。

 

まず第一弾は胎内市役所 総合政策課の浮須崇徳さんです。浮須さんに胎内市への思いや、地域で挑戦したいことがある人に向けてお話をお伺いしました。

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(左:榎本未希ちゃん 右:浮須崇徳さん)

 

<プロフィール>

浮須 崇徳(うきす たかのり)胎内市職員 1981年生まれ 新潟県胎内市出身

関東の大学卒業後、平成16年入庁(旧中条町)

生涯学習課、税務課、新潟県派遣(県民生活課)などを経て平成26年より現所属総合政策課にて市民協働、集落活性化などを担当

 

 

―――浮須さんは新潟県胎内市で生まれ、関東の大学を出た後、胎内市に戻ってきたんですよね。大学を卒業し、いろんな選択肢がある中で生まれ育った胎内市に戻るという選択肢を選んだのは、地元に対する思いが何かあったのでしょうか。

浮須さん:胎内市は自分を育ててくれた地域であり、やっぱり地元が好きでした。また自分は小さいころからおばあちゃん子でした。それもあり大学を卒業したらおばあちゃんの近くにいたい、地域に貢献したい、という思いがありましたね。だから民間ではなく、直接的な貢献ができる公務員として胎内市に戻ってくることを決めました。

―――浮須さんはよく釣りをしていますよね。釣りはいつごろからしているのですか。

浮須さん:釣りが好きになったのは、おじいちゃんがきっかけなんです。保育園くらいの時におじいちゃんの軽トラに乗って、よく連れて行ってもらっていました。荷台には当時の犬と弟も一緒に乗っていました。軽トラに乗り、岩船あたりまで行って、おじいちゃんが釣りの仕方を手取り足取り教えてくれました。だから釣りが好きなのはおじいちゃん譲りなんです。自転車という最強ツールを手に入れてからは夏休みになると毎日釣りに行っていました。

基本両親が共働きだったので、おじいちゃんおばあちゃんの絶対的優しさに包まれて、小さいころから釣りばかりしていましたね。釣りって魚を追いかけているはずなのに魚以外のものもたくさん手に入るんですよ・・・

―――犬と弟と軽トラに乗って、おじいちゃんと魚釣り…いいですね!暖かい光景が目に浮かびます。気軽に釣りができるというのも、自然に近い胎内市ならではかもしれませんね。浮須さんの胎内市でのおすすめの場所はどこですか?

 

浮須さん:小学校への通学路です。自分ちの近所なんですけど、平場の田んぼが、ずーっと広がっている中に夕日が沈んでいくんです。この景色を見ると今でも小学校への思い出がよみがえってきますね。

小学校までの道のりは2.5キロくらいありました。小学生の足だとちょっと長い距離で、いつも道草を食っていたからなかなか家につかないんです。道端のカエルを捕まえたり、果物を取ったり、冬は雪合戦したり。道端で遊びながら帰っていました。

 

 

―――小学校の通学路が遊び場だったんですね。平場の田んぼの景色ってその季節によって表情が変わりますよね。小学生の道草もその時その時でいろんな楽しみ方があって、遊んでも遊び足りなさそう…。そんな大自然に囲まれた胎内市では地域おこし協力隊を募集するんですよね。外から何かに挑戦しに来る人にとって胎内市の地域としての魅力とは何だと思いますか。

浮須さん:課題がたくさんある事です。胎内市には人口減少をはじめとして、色々な地域課題がたくさんあります。しかし課題がたくさんあるという事はつまり挑戦のフィールドがたくさんあるということだと思います。この課題に対する挑戦で、新しい価値が生れたりするんです。

また外から挑戦しに来ることで、挑戦者にとっても、地元の人にとっても新たな学びの場ができます。胎内市の外から若い人が来て、地元の人もその若い人から新しいことを学べるし、挑戦に来た若い人も地元の人から新しい価値観を学べる。そのお互いが学び合える環境って魅力的だなあと最近感じるんです。

都会ではなく田舎に挑戦しに行く。その挑戦を地域の地元の人たちと一緒に応援していきます。この学び合いを通して、胎内市の地域としての力もあがっていくのではないかと思います。

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浮須さんの母校の小学校の屋上から撮った浮須さんの住む集落の写真

胎内

浮須さんの小学校への通学路

 

 

―――なるほど。地域として課題がたくさんあるからこそ、何か地域で挑戦したい若い人にとって、やりがいが生れてくるのかもしれませんね。胎内市では近い距離で地元の方から応援していただけるので、他の地域と比べ活動しやすいかもしれません。私も昨年1か月間暮らしてみて、実感しています。しかし一般的には「やりたいことが思うようにできないのでは・・・」という不安もあると思うのですがいかかでしょうか。

浮須さん:そうした不安は当然あると思います。私達も地域に移住して何かしらの挑戦をする人がスーパーマンのように何でもできる人だとは思っていません。普通の人が人生の選択肢の一つとして普通に田舎に来られるよう、地域の人達と一緒にサポートしていきたいと考えています。

 

―――きっと地域を活性化しようとしている人にとって地域の方の応援というのも大きなパワーになっているのではないでしょうか。浮須さんは公務員として地域活性化に携わっていますが、どんな時にやりがいを感じますか。

浮須さん:集落活性化の問題に取り組んでいると、まさに人口減少が問題となっている集落に住んでいるおじいちゃんおばあちゃんに会いに行くことがたくさんあります。その集落に住むおじいちゃんおばあちゃんって、人口減少っていう解決が難しい深刻な課題の当事者なんですけど、将来を悲観するわけではなく、その課題にとてもしなやかに向き合っているんです。

課題をやっつけるという事ではなく、しなやかに向き合い、イキイキと生きている姿を見ていると公務員としての生き方も学べますね。集落のおじいちゃんおばあちゃんの生きている姿勢を見ているとどうしても応援してあげたくなっちゃいます。人口が減っていくこと自体を止めるのは難しいのですが、人口が減っていったなかでもこの地域に暮らす人々がイキイキと暮らすことができるようにしていきたいです。

 

―――なるほど。メディアを通した「人口減少問題」を見ると、どうしてもネガティブなイメージがありますが、現場に入ると、集落の方々の笑い声や大自然に囲まれて、みなさんイキイキと生活していますよね。胎内市のみなさんの元気から、私までパワーをもらっちゃいます。最後に地域で何か挑戦したい人に対してメッセージをお願いします。

浮須さん:新潟県胎内市を始めとした地方にはいろんな困りごとがたくさんあり、市役所だけでは解決できない課題が増えてきました。そんな時に集落、NPO、地域おこし協力隊を始めとしたヨソモノ・ワカモノに手伝ってもらったりしていろんな人や団体を巻き込んで解決していくことが大切になってきます。

その間に立つ人、巻き込める人をこれから胎内市で作っていきたいと思います。

 

地域の課題にしなやかに向き合う地元の人はたくさんいます。応援してくれる人もたくさんいるので、胎内市には何かに挑戦するためにはとても良いフィールドがあります。何か挑戦したい人がいたら地域の人とつなぎますので気軽に挑戦しに来てください。

地域おこし協力隊の募集もしていきますのでよろしくお願いいたします。

 

(榎本未希)

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