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【短期インターンコーディネーターインタビュー】花火の町片貝にやってきた協力隊・佐藤勇介くん

さとうゆうすけ

 

こんにちは。イナカレッジ事務局の井上です!

短期インターンの募集が始まって数日経ちましたが、おかげさまで何人かの方にイベントの申し込みや「興味があるので話を聞きたい!」という声をいただいています。

拡散いただいた皆様、思い切って申し込みをしてくれた皆様、ありがとうございます!

 

様々な受け入れ地域がある夏の短期インターンですが、

具体的なイメージが浮かんだりどんな人がかかわっているのか知ったりしないと不安な部分もあるような気がしています。

なので、ひとつひとつのプログラムがどんなものなのか、もちろん「プログラム内容」のコーナーにも書いてはいるんですが、私目線で紹介していこう!と思っています。

今回は、新潟県小千谷市片貝町のこちらのプログラム↓

「世界一花火に近い町で、熱い大人たちをドキュメンタリーする夏!」goo.gl/FjRQeq

のコーディネーターである小千谷市地域おこし協力隊・22歳の佐藤勇介くんに話を聞いてきました!

 

もちろんインターンの内容も気になるところですが、私が聞きたかったのは、彼にどんなきっかけがあって地域おこし協力隊になったのか、どんな思いを思っているのか、など「彼自身」のこと。

それというのも、インターン中に一番学生が一緒に活動するのはおそらく佐藤君。佐藤君と一緒にいることがむしろ大きな意味かもしれないと思うからです。

というわけで、じっくりお話を聞くべくお邪魔してきました。

地域おこし協力隊の部屋の前には、彼が片貝町に来るきっかけとなった団体「鍬とスコップ」の文字が。

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そろそろ暑くなってきた今日この頃。冷たいお茶を出してくれました。

「よろしくお願いします」

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自分でも人と話したりもてなしたりするのが好きだと話す佐藤君。わたしのつたないインタビューにも嫌な顔をせず、かなり深いところまで話してくれました。

 

小千谷市の市街で生まれ育った佐藤君。バンドをしたり演劇をしたりと中高時代も楽しく過ごし、大学受験では浪人をすることになりました。

家を出て塾に通うこともなく、実家で受験勉強をしていた佐藤君。勉強の息抜きに地元である小千谷を散歩したり、地域のサロンに出てみたりしているうちに、地元への愛着が湧いてきます。

「大学で外に出たいという思いは変わらなかったけれど、いつか地元地域に貢献できるような勉強がしたいと思った」

そう語る彼が入学したのは、山形県にある、先進的に地域づくりを学べる大学。

集まって来る仲間も皆地域への思いを持った人たちで、佐藤君も大学時代、様々な活動に関わります。

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ワークショップのファシリテーターをしたり、山形市内の広場を盛り上げるキャンドルイベントをしたり、Tシャツをデザインしたり…どの活動も能動的に自分で「つくっていく」「支えていく」ような活動で、なんだか佐藤君の思い切った協力隊への応募もちょっと納得。

「でも、自分だけでみんなを引っ張っていくのはちょっと苦手。誰かと一緒にやっていく方が好きだし得意です」

そう話す佐藤君が片貝町コミュニティに踏み出すきっかけになったのは、2015年の年末に行われた、片貝町の若者が集う団体「鍬とスコップ」の決起集会でした。

もともと親戚に片貝町出身者が何人かいた佐藤君は、お母さんにその会の存在を教えてもらい、アポをとることもなく行ってみたと言います。

「思いがけず盛り上がって、これからいろいろ一緒にやろう、ということになった。でもそれだけだったら今ここにはいないかもしれない。」

一番大きな出来事は、その日鍬とスコップのリーダーの家に忘れ物をした佐藤君が、その忘れ物をとりに再び片貝を訪れたことがきっかけで、

その年の「片貝まつり」に「成人」として出たことだと言います。

「成人の代表の人やその時できた片貝の友達がとてもよくしてくれて、山形に帰ってからも連絡をくれたりした。そういうこともあって、ここにずっといたいなと思うようになった」

 

世界最大の花火「正四尺玉」があがる「片貝まつり」。毎年9月に行われる祭りを目指し、町の若者たちは、夏にたくさんの時間をかけて準備をします。

当日は21歳になる町の「成人」たちが各町内をみんなで作った屋台を担いで練り歩き、先輩たちに認めてもらうまで踊り騒ぐという、他の町では考えられないような文化も、今回聞いて初めて知りました。

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初めて「成人」として参加した片貝まつりは佐藤君にとってとても大きな経験だったようです。

当日の熱さが伝わってくるいろいろなエピソードも話してくれましたが、それがどれもとてもドラマチック。

こんな文化のある町があるんだ、と私にとっても衝撃でした。

 

いろいろなタイミングが重なって、大学を辞め片貝町で協力隊として暮らすことになった佐藤君。

今は片貝町内の広い家に住みながら、様々な人を受け入れたり新たな取り組みに関わったりしています。

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「コーディネーターとはいえ年齢も『よそ者』であることも、たぶんインターン生とあまり変わらない。教えたりお世話をする立場とされる立場というよりは、一緒に活動する仲間としてやりたい」

伝統的な文化が色濃く根付く片貝町。でも、伝統だからと変わらない「中の人」だけが関わっていくものではもうないのかもしれません。

片貝出身じゃないけれど片貝に息づく物語に惹かれて活動している佐藤君のように、

これからはいろいろな関わり方が生まれていくのかもしれない。

夏にインターン生が作るドキュメンタリーも、そうした関わり方の可能性を開く何かなのかもしれません。

佐藤君自身の中にもやってみたいことはいろいろある様子。

この町に来たら、きっとそんな彼の思いも聞くことができるんじゃないかな、と思います。

他の人がなかなかできないような決断をしているけれど、彼自身の話しぶりはとても親しみやすくて、むしろ「弱さ」みたいなものも素直に出せている佐藤君。

インターン生にとっての佐藤君の存在は、彼も言っていたように「お世話をするコーディネーター」ではなく、「共に作っていくチームメンバー」になっていくのではないかなと思いました。

 

これから始まるものがどんなものかはまだわからないけれど、何かが始まるわくわく感がとても高まったインタビューでした。

佐藤君、貴重なお話をありがとうございました!

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佐藤君の話が直接聞けます!新潟駅前での募集イベントの情報はこちら↓

【参加者募集中】夏のインターン募集イベント~地域とあなたで創るもの~

 

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