ムラに学ぶ、ヒトに学ぶ、自分らしいライフスタイルを実現する。
次世代の「かわいい日本酒」創造プロジェクトに参加してみて

夏休みインターンシップレポート、柏露酒造「創業260年・次世代の『かわいい』日本酒創造プロジェクト」編です。

長岡市にある柏露酒造株式会社にて若者向け次世代の日本酒開発に向けて3人の学生インターン生がチャレンジしました。

ラストを飾るのは早稲田大学から参加の有井 はるかさん。独特の雰囲気と笑顔を振りまく小悪魔女子大生(笑)

はじめに

早稲田大学商学部3年の有井はるかと申します。私は柏露酒蔵で行われた若い女性向けのかわいい日本酒をつくるインターンシップに参加しました。そこで、私が本インターンシップに参加した理由、取り組んだこと、インターンを通して得た成果について簡単に述べたいと思います!

s__4014411

参加動機

私がイナカレッジの夏期インターンシップを志望した理由は3つあります。

まず1つ目の理由は、長期休みを利用して何か1つのことに真剣に取り組みたいと思ったことです。私は春休みを利用してアメリカへ留学しました。言語習得という目標に向かって過ごした1カ月間は非常に有意義で充実しており、自分としっかりと向き合うよい機会となりました。よって、夏休みも何か1つの目標に向かって本気で取り組みたいと思いました。

2つ目の理由は、自分とは年齢やバックグラウンドが異なる方々と協力して1つのことに取り組むという経験をしたいと思ったことです。私は学園祭の運営スタッフとして、学園祭を盛り上げて成功させるという目標に向けて活動しています。普段は同年代の運営スタッフと一緒に活動することが多いです。しかし、就職をして社会に出ると、自分とは年齢やバックグラウンドが異なる方々と一緒に仕事をしなければなりません。そこで、社会に出る前に、自分とは年齢やバックグラウンドが異なる方々と協力して1つのことに取り組むという経験をしておきたいと思いました。

最後に3つ目の理由は、自分の知らない世界に飛び込んでみたいと思ったことです。私は大学で様々な業界の方の講演会をききました。今まで知らなかった世界を知ることは、新鮮で楽しく、学ぶことが非常に多いです。そこで、自分の出身地ではない地域へ行って、自分とはなじみのない産業に関わってみたいと思いました。

以上3つの理由より、私はイナカレッジの夏期短期インターンシップを志望しました。

また、様々な夏期インターンシッププログラムの中から本インターンシップを選択したのは、私は商品開発に興味があり、日本酒が好きだったためです。

s__4014414

取り組み

柏露酒造でインターンシップが開催された背景には、全国的に日本酒の需要が年々減少しており、その現状を打破すべく柏露酒造は若者向けの特に女性向けの飲みやすい「日本酒×果実」のお酒の開発を進めているものの、開発専属社員がいないという課題がありました。そこで開発専属社員がいないという課題を解決するために、本インターンシップが実施されました。

私たちは商品開発と日本酒製造の2本柱で活動を行いました。

まず、商品開発についてです。商品開発は、日本酒に関する調査や分析、商品コンセプトの決定、具体化の3段階に分けて行いました。

日本酒に関する調査や分析では、ターゲットである私たちと同年代の若い女性に対してアンケート調査を実施しました。インターン生3人のアンケートの質問内容や形式がバラバラだったので、アンケート結果の分析を行うのが大変でした。アンケートを実施する前に3人で話し合いを行い、誰に対してどのような質問をするアンケート調査を行うのかを統一すべきでした。また、若い女性向けの日本酒を開発している他酒蔵の調査も行いました。ただ、インターネットで他酒蔵を検索し若い女性向けの日本酒を発売しているかどうか調べたり、いくつかの酒蔵を見学したりにとどまりました。他酒蔵1つ1つの顧客層や製品を詳しく調べ、自分たちがどう差別化を図っていくか方針を固めるべきでした。今回はアンケート結果の分析や他酒蔵の分析を行いましたが、柏露酒蔵の強みや弱み、ビジネスチャンスも考えるべきでした。

調査や分析から、商品コンセプト決めを行いました。商品コンセプトとは、誰に何をどのように(どこを強みにして)売っていくのかを示すものです。私たちは日本酒を飲みなれていない20代女子に誕生日や記念日などの特別な日に乾杯酒として飲んでもらいたいという想いから、桃色にごり発泡清酒をつくることを決定しました。大学生がつくった日本酒であること、限定800本生産であること、桃色にごり酒が発泡しているのはめずらしいということを強みにすることを決定しました。商品コンセプトを決定する際には、ターゲットが私たちの日本酒を飲む状況を具体的にイメージすることを意識しました。

商品コンセプトに基づいて、成分、商品名、ラベル、価格、販売場所、販売促進などの決定を行いました。商品名やラベルを決定する際にインターン生3人の意見が衝突することが多くありました。自分の意見をどこまで主張し、他人の意見をどこで受け入れるのか、非常に難しかったです。価格を決定するにあたって原価計算を行いきちんと利益が出るようにしました。私は大学で会計を専門的に学んでいませんが、会計の知識は社会人として必須だと感じたので、会計の勉強はしなければならないと痛感しました。販売促進について考える時間が少なかったですが、商品を販売するにあたって1番重要な要素であると思います。商品を販売する前に試飲会を開くなどイベントを開催したり、サイトに私たちの取り組みを掲載してもらえるようプレスリリース配信を行ったりすべきでした。

私は以前ビジネスコンテストに出場したことがありますが、プランの提案を行うのみでした。しかし、今回のインターンシップでは自分たちが考えたことを商品として形にすることができたので非常に責任を感じたとともにやりがいも感じることができました。

次に日本酒製造についてです。商品開発と並行して、自分たちで日本酒製造も行いました。私は商学部ということもあり、日本酒づくりときくと商品開発をイメージしていました。しかし、実際は商品開発だけではなく製造も行っています。具体的には、酒米の収穫、仕込み、もろみ管理などを行いました。私は製造に関してほぼ考えたことがなかったので、どの作業をするにしても新鮮でした。

s__4014410

s__4014412

成果

私は今回のインターンシップを通して自分の価値観を整理することができました。私が大切にしたいと思った価値観は3つあります。

まず1つ目は、常に考え続けるということです。本インターンへの参加を希望した理由の1つは、長期休みを利用して何か1つのことに真剣に取り組みたいからでした。そこでインターンの期間中は常に自分たちがつくる日本酒のことを意識して過ごしました。作業中やミーティング中に感じたことや考えたことはすべてノートに書くようにしました。常に考えようと意識することで、現在しなければならないことは何で次にすべきことは何かというような段取りを考えて作業を効率よく行えたり、突然言われたことに対して対応できるようになったりしました。また、何もせずにぼんやりと過ごす時間が減ったので、時間を有効に使うこともできるようになりました。今後も常に考えることを意識して、論理的思考能力を高めたいです。

2つ目は、周囲の人々を巻き込む力は重要であるということです。私は実際に経験してみて初めて気づいたり学んだりすることが多いので、本インターン中はやりたいと思ったことはやってみるようにしました。しかし、自分がやりたいと思うことは必ずしも1人で実行できるわけではありません。周囲の人々の協力があって初めて実行できることも多いです。そこで、自分の考えをわかりやすく相手に伝えて説得することの重要性を感じました。また、自分の考えを伝える際には、自分がどれだけやりたいのかという本気度を伝えることも大事であると実感しました。自分がやりたいと思うことを実行できるように、周囲の人々を巻き込む力を身につけたいです。

3つ目は、物事を二面的に捉えるということです。例えば、自分と周囲の人々、都会と田舎、伝統と最新技術などです。ここでは自分と周囲の人々について考えます。自分のことは周囲の人々の反応を見てはじめてわかります。すなわち自分が存在感を発揮できる場所はどこか、自分が得意なことは何か、ミーティングにおいて自分が果たす役割は何かなど知るためには、周囲の人々とコミュニケーションをとって様々な価値観に触れなければなりません。そこで本インターンシップでは自己主張をしてどう相手が反応するかをみたり、相手が何を思っているのか考えたりするようにしました。その中で、ミーティング中にただ自己主張をするだけではだめだと実感したことで相手を思いやる大切さを知ったり、大人とコミュニケーションをとるのが上手な人の考えを読み取ることで今まで苦手だった大人との関わり方もわかってきたりしました。また、周囲の人々とコミュニケーションをとる上で、挨拶をする、お礼を言うというような基本的なことが重要だと改めて感じました。今後も物事を2面的に捉えることにより自分の視野を広げていきたいです。

s__4014413

おわりに

長岡で過ごした5週間は非常に充実していました。5週間一緒に過ごしたインターン生、柏露酒造の方々、コーディネーターの方々などには本当にお世話になったので感謝しています。1人では何もできないということを実感したのと同時に、周囲の人々とのつながりを大切にしようと強く思いました。本インターンでの経験を今後の学生生活や社会に出てから生かしていこうと思います。また長岡に戻って来ます!

s__4014408

 

2016夏 インターン生
2016夏 インターン生
にいがたイナカレッジ
  • twitter
  • Facebook
  • RSS
  • Feedly

人気記事

Sorry. No data so far.

一覧を見る

TOP