ムラに学ぶ、ヒトに学ぶ、自分らしいライフスタイルを実現する。
観光×田舎×女子大生=最強

夏休み学生インターンシップレポート、蓬平温泉「越後の奥座敷、蓬平温泉で新たな宿泊プラン企画プロジェクト」編です。

長岡市にある「蓬平温泉地」にて和泉屋・福引屋・よもやま館の3館が協力して学生を受け入れ、3館共通の宿泊プランを学生が女将の右腕となり実施しました。3人の学生を紹介します。

次は、東洋大学から参加の伊藤 夏帆さんです。肝の座ったおてんば女子(笑)

きっかけ

私がこのインターンシップに参加しようと決めた一番の理由は「大学生のうちにできる最大限のことをしよう」という思いからでした。初めてこのプログラムに参加したのは大学1年生の春休み。1年の夏休みはサークルで毎日のように遊ぶかバイトするだけの生活をしていました。そこで遊ぶことに飽き、春休みはもっと有意義に過ごしたいと考えているときこのインターンシップを発見しました。大学では観光という分野について勉強しているので、旅館のプラン作成にかかわれるというのがとても魅力的で参加を決めました。でも、何のゆかりも無い新潟、しかもコンビニに行くのに車で15分もかかるような山奥に一人で飛び込むのには勇気が要りました。

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蓬平温泉の課題

私たちが取り組んだ課題は、長岡にある3館の温泉旅館がある「蓬平温泉」が年々すこしずつ衰退し、特に冬場の利用客が少ないという現状を打開するため3館共通の宿泊プランを作るというものです。旅館がどのようなものかまったくわからなかった私たちは、まずそれぞれの旅館に入りスタッフの一員として旅館業務をこなしました。見ず知らずの従業員さん(しかも方言強い人は何言ってるかぜんぜんわからない)たちに必死についていって仕事をして大変でしたが、皆さんとても親切に教えてくださいました。田舎かつ雪の量が尋常じゃない真冬の生活の仕方、よりよく働くためにどうしているかなどなど全部教えていただきました。

最初の2週間は掃除や仲居さんの仕事を覚えるのに必死でしたが、同時にやりがいもあって当初心配していたホームシックにはなりませんでした。

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ヒントがあった!

旅館のプランを作成するにあたって、ど素人の私たちにたくさんのアドバイスをくれた方の言葉の中で一番参考になったのは「着地型旅行」というものでした。旅館だけでなくその地域丸ごとの価値を着てくれる方に伝えられるようなプランを作成することに決めました。また、プランを作成するにも誰に来てもらいたいのかターゲット設定がとても重要ということも教わり、3週目まではそれぞれがいいと思うターゲットを考えることに費やしました。

温泉利用者へのヒアリング調査&ターゲット・ニーズ調査

仲居さんの仕事をしている中でお客さんの様子や何を楽しみにして蓬平にきているのか調べていくと、何も無いところでゆっくり温泉に入ってリフレッシュすることを楽しみに着ている方が多かったです。チェックインを済ませ各お部屋に案内してから早速温泉に向かう方がほとんどでした。また、土地柄もあるのかほとんどが高齢の方で若くても家族連れの方でした。私たちと同年代、それよりちょっと上の年代の方はほぼ見かけることが無かったくらいです。このとき若い方がここに来ないのは純粋にもったいないなあと思っていました。これだけ静かでゆっくりできる場所で心置きなく話ができるところはなかなかないし、ここで女子会ができたら楽しいだろうな、友達呼びたいなあと考えていました。また、蓬平温泉のお湯は3旅館すべての温泉が美肌の湯と呼ばれており、実際背中のにきびに何年も悩んでいましたがこの温泉に入ると1週間もせず治ってしまいました。ただ、旅館では楽しめる要素があるとしても外で何をするのか、地域の価値を伝えられる要素が見つけられず、「家族連れ」「シニア世代」などほかのターゲットと迷う数日間が続きました。
そんななか、旅館のスタッフさんのはからいで日本酒の酒蔵に見学させていただく機会がありました。日本酒なんて居酒屋ですこし飲んでおいしくなかった印象しかなかったのですが、ここで試飲させていただいておいしい日本酒は水みたいで本当においしいんだなということを発見しました。また、日本酒はスイーツとも相性がいいということを伺い、これが私たちのプランにとても生かされることになりました。日本酒を片手に話をするその時間が本当に楽しくて、これが本当にプランの一部になったら良いのに、というところと私たちインターン生が全員女子大生であったことから自分たちがやりたいこと、女子ならではの目線で楽しいことをできるプランを作りたいというところからターゲットが「女子」に決まり、試行錯誤しながらプランを考えていきました。

プラン決定!!

プランとしては旅館にただ泊まるだけでなく、周辺の酒蔵に行って日本酒のおいしさを知ってもらい、長岡駅の周辺も一見寂れているように見えておしゃれなお店が立ち並んでいるのでそこをめぐってもらえるようなマップを作るなど、「着地型旅行」として長岡の魅力も伝えられるようなものを考えました。また、蓬平温泉の美肌の湯すべてに入ってもらい、部屋では素敵なスイーツに新しいスパイスとして日本酒を一緒に飲んでもらうちょっと新しい女子会を考えました。

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経験したこと・将来に向けて!

春休みの1ヶ月半に、夏休みの2週間弱というかなり長期戦でしたが、終わってみるとあっという間だなと感じています。実家暮らしの私が親元から離れてこんなに長く生活したのは初めてで、東京を立つ日の朝は不安のあまり吐いてしまうような体たらくでしたが、飛び込んでみればそんな心配すること無かったです。基本的に自分たちのやりたいことを全部やらせてもらいましたが、それに協力してもらうために営業に行って説明していかに熱意を伝えたら良いのか、資料の作成、仕事の進め方などプランを作る上で大学生の枠を超えてたくさんのことをたくさんの方に叩き込んでもらいました。本当に一部なんだろうなと思いますが、将来に絶対生かせることを教えていただきました。また、営業などでも初対面の方にプレゼンすることを経験し、すこしは度胸もついたのではないかと思っています。

しかし、何よりも蓬平に行って得たと思うのは旅館の皆さんや酒蔵の方、インターン生、イナカレッジの皆さんにあったことだと思います。旅館の皆さんには本当にかわいがってもらって、親戚がたくさん増えたようでした。仕事でも至らないところがたくさんあったと思いますが根気強く教えていただきました。夏休みに蓬平に帰り再会できてほっとしたのは旅館の皆さんでした。酒蔵の皆さんはあいろいろと至らない私たちに「大学生だから」と甘くするのではなくしっかり怒って考えてくれて、本当にありがたかったです。インターン生も全員初対面で皆個性が強くて本当にプラン作れるか内心不安なところもありましたが、時にぶつかりつつ一緒に試行錯誤できてこのプランができたと考えています。このインターンをきっかけに、蓬平にもまた何回でも行きたくなり、さらに色々な地域を見て回りたいと感じるようになりました。さらに大学で学びを深め、今回の経験を今後に生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

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2016夏 インターン生
2016夏 インターン生
にいがたイナカレッジ
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