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私は何しに米倉へ? ~米倉小学校の利活用について考える1ヶ月編~

新発田市米倉地域で、『廃校の利活用を考える30日間』を過ごした、中奥麻衣さんのレポートを掲載させていただきます。

彼女はやや!?天然ちゃんの非常に良いキャラをした関西から来た女の子。
そんな彼女の1か月間の奮闘記をご覧ください。

 

私は何しに米倉へ?

はじめまして。龍谷大学4回生の中奥 麻衣と申します。
私は新発田市の米倉集落で1ヶ月間生活をし、平成30年の3月に閉校になる米倉小学校の利活用について考えるインターンシップに参加していました。

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私がこのインターンシップに参加した理由は、ゼミで限界集落について調べたことをきっかけに田舎と呼ばれるような地域に興味を持ち、たくさんの活性化の事例を見て、自分も実際にどこかの地域に行って活性化に関わることがしたいなと思ったからです。

また、私は都市部では地域のつながりが薄いと言われているけど、田舎と言われる地域ではどうなのか?都市部より田舎の方が地域のつながりは強そうだが、それはなぜなのか?という疑問を抱いていました。実際はどうなのか自分の目で見て確かめたいなと思いました。大学生最後の夏休みなので、何か長期間の休みを利用したことがしたいと考えていました。

そうしていろいろ探して、このインターンシップは地域の人とたくさん関われるし、自分たちの意見を地域の人に聞いてもらえて、ブラッシュアップの機会があるということで応募しました。

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このインターンシップの参加者は3人で、住んでいる地域も大学も学年もバラバラでした。
インターンシップ初日に新潟駅ではじめて顔を合わせました。

知らない人たちとの共同生活に不安はありました。たまに意見が合わないこともあったけど3人で1ヶ月間楽しく過ごせて良かったです。

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今回住んでいた家は屋号が『権之助』という名前の家でした。
もともと空き家になっていたものを改装していて、とてもきれいで住みやすい家でした。

私たちが改装後の住人第1号でした。とてもりっぱな家で、3人で住むにはもったいない広さでした。
1日目には地域の方が歓迎会を開いてくださりとても嬉しかったです。

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インターンシップの期間中は、米倉小学校に通う子どもたちのいる5つの集落の区長さんに、集落を案内してもらい話を伺いました。

おもしろいなと思ったのは、5つの集落の距離はそんなに離れていないのに、集落の雰囲気が異なることでした。しかし、どこの集落でも高齢化や少子化、鳥獣害などの問題を抱えていることが分かりました。

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廃校の利活用には行政の方も関わってくるので、行政の方からお話を聞きました。

普段住んでいる地域で市役所に行く機会はほとんどなく、行政の方と話したことなどないので、すごく緊張しましたが、みなさん私たちがわかるように説明してくださりました。

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また、実際に廃校を活用したところへ視察にも行きました。うまくいっているなと感じるものもあれば、そうでないなと感じるものもありました。

視察に行って、早めに動き出すことの重要性やみんなで考えることの大切さを学びました。

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住民の方からの意見を聞く方法としては、地域の行事に出て、顔を覚えてもらい信頼関係を築くようにしました。地域のお祭りの手伝いに朝の5時から参加させてもらったりもしました。そうやって米倉小学校への思いを少しずつ聞き出していきました。

いきなり話を聞くのは難しいから、関係性づくりはとても大切だと思いました。

820日には事例報告会と意見交換会を開きました。十数名の方が来てくださいました。意見交換会では学校を複合的に活用しよう、持続可能なものにしようという意見が聞けて自分たちの伝えたいことが伝わって嬉しかったです。

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また、学校は子どもたちが使っているものだから子どもたちの意見も聞きたいという話になりました。

私たちは米倉に来てから、子ともたちと一緒に630分からのラジオ体操に参加していました。
ただ、ラジオ体操が終わると子どもたちはすぐに帰ってしまうので、なかなかゆっくり話ができませんでした。

そこで、3人で話し合って1日権之助を開放するイベントを行いました。
当日たくさんの子どもたちが来てくれて、その日以来、権之助は子どもたちのたまり場になりました。

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子どもたちからは、体育館やプールを残してほしいという意見が聞けて、報告会でも伝えることができました。いろんな人の意見を聞き、自分たちが実際に住んでみて感じたことなどを踏まえて、私たちなりの活用案をまとめていきました。

そして95日に報告会を行いました。当日は50人を超える人々が来てくれました。

たくさんの方々に発表を聞いてもらえて、これから米倉小学校の利活用について考えるきっかけとなれたのではないかと思います。

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ヶ月のインターンシップは、予定がいっぱいで大変だったけど、その分とても充実したものになりました。

この1ヶ月間人の温かさにたくさん触れました。
集落は外からの人を受け入れないイメージがあったけど、温かく迎えてくれました。
このインターンシップは、地域の人々の理解がないとできなかったと思います。

実際に住んでみて、とても魅力的な場所だなと思い、いつかはこういうところで暮らしたいと思いました。

あと、実家で生活をしているので、料理も洗濯も自分でしてこなかったけど、この1ヶ月で少しは料理が作れるようになりました。

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最初に書いた疑問も少し答えが分かった気がします。

米倉は都会に比べて人と人の距離が近いように感じました。ふらっと家に立ち寄れる関係性があり、とてもいいなと思いました。
地域の人もおっしゃっていたようにいい人が多いように感じました。

報告会が終わり、帰る日が近づくにつれて、すごく寂しくて私はしんみりモードだったのですが、地域の人はみんないつでも帰っておいでと温かく送り出してくれました。1ヶ月間米倉にいて、社交辞令ではなくて言ったことは本当にする人たちだと分かっていたので、そういう風に言ってもらえて、帰る場所ができたなと感じました。

このつながりはこれで終わりにせずに、続けていかなければならないなと思いました。

いつになるか分からないけどまた帰ろうと思います。

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最後に、私はこのインターンシップに参加して本当によかったと思います。

1ヶ月知らない地域で知らない人と生活をする不安はありました。

それでも、1歩踏み出して良かったと思います。

もし、自分がやりたいと思うなら1歩踏み出してみてください。

見える景色ががらっと変わるのではないかと思います。

2016夏 インターン生
2016夏 インターン生
にいがたイナカレッジ
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