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けもの塾 獣害対策in館山

千葉県の一番下の方にある館山市まで4泊5日で獣害対策の勉強に行って来ました。

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私は元々東京育ちなので千葉の方にはちょくちょく遊びに行っていました。田んぼとか畑はあるけど住宅地が多くイノシシやシカの獣害被害など殆ど無い所だと思いっていました。

でも、行ってみたらすごいことになってるんです。

イノシシに筍は掘り返され、畑や田んぼの食害や沼田場にされたり、山のあちこっちで耕うん機のように掘り返されている。

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イノシシだけでも甚大な被害なのにその他にキョン、アライグマ、ハクビシンなど他の動物も畑に被害をもたらしていた。

 

それに千葉のイノシシは江戸時代に絶滅させたのだが近年地元の猟師さんが罠で捕ったもの放したらしい。なのでDNAはいろんな地区のものが混じっているとか。

 

それが今では千葉県にかなり広がり大変な事態になっている。

そこでけもの塾In館山では、獣害の基礎から勉強し、被害にあっている地区の集落環境診断を行いました。

自分自身、獣害対策を本気で考えたことがなく、なんとなく猟師が鉄砲でバンバン撃って捕ればいいものだと認識していた。しかし、今回勉強してみてそれだけじゃないってことが色々と分かりました。

 

  • 草刈り
  • 残渣を置かない
  • 電気柵
  • 罠や鉄砲で駆除

 

 

野生動物は草のない開けたところにはあまり出たがりません。それに耕作放棄地のほとんどは山のそばにある端っこの畑です。そこが草ぼうぼうだと、イノシシの寝床になりその隣の畑に被害を及ぼすようになり、さらにそこが耕作放棄するという悪循環が起こる。

 

そして、畑をやっている人なら多くの人がやることですが、出荷できない野菜などをそこら辺に放り投げて置いてしまいます。それはイノシシにとっては餌となるので寄せ付けてしまいます。

 

電気柵は正しい張り方をすればかなりの確率で獣害が防げるようだ。しかし、雑草が柵に触れると漏電して効き目がなくなるのでこまめな草刈りなどの対策が必要。

 

まず、この3つをしっかりやればかなりの確率で獣害は防げます。

 

でも、イノシシってマジで頭良いんです。それだけでずーーと通用するなら良いんだけど中には電気柵を破る強者が出てきます。こうなったらそいつを駆除しなければ被害はなくなりません。

集落環境診断

 

集落環境診断とは集落の人たちとみんなで対策戦略づくりを行うことです。

そうすることで

 

 

  • 行政と住民の役割分担が明確になる
  • 限られた予算を有効活用できる
  • 住民の一体感が生まれる
  • 対策への意欲が向上する
  • 各集落の戦略を統合することで、市町村の被害防止計画が効果的なものにできる

一連の流れ

 

  • 住民、行政担当者、専門家と一緒に集落を周り状況の把握
  • 住民に正しい獣害対策の知識を共有させる
  • 集落診断の講義と地図を作成しワークショップを行い行う対策の優先順位をつける
  • 具体的に対策を決める

住民の人達と集落を見て回りました。

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喋らないじーちゃんは肩もみでリラックス♪

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みんなで地図を作成中

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対策を発表

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ワークショップを始める前は区長や多くの住民が行政の責任していました。でも、行政が全て獣害対策をやるなんてことは無理な話。百姓の一人ひとりが自分たちの畑は自分たちで守るという意識が低かったこと。この意識改革と正しい獣害対策を教えるのは進行役です。

この進行役の腕次第で結果が大きく左右されると感じました。

今は日本全国でイノシシとシカがどんどん増えてきており、今までイノシシがいなかった新潟でもたくさんいます。

これからは獣害対策のプロは必要とされる時代だと感じました。

山縣洋之
山縣洋之
yamakawa_sunインターン生
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