3m積もった雪を見て、「一生、冬終わらないんじゃないか」と思ってしまう日も
ありましたが、春は来るのですね。
昨日から、芽吹きの陽気が雪深い川口にも瞬間移動してきました。
こんなにすこーんと青い空は3ヶ月ぶりくらいかなぁ…。
青空の元うきうきしたので、川口で最も山間地にある木沢集落に来てみたら、
みんなぞろぞろ出てきていました。
一体なにがあるのかというと…。
落語家さんが来てくれたので、集落みんなよりあいっこです。
こちらの師匠は、三流亭楽々さんとおっしゃいまして、
元お巡りさんだったとのこと…!
40年以上アマチュアで落語の口演を行っていて、県警を早期退職されて、
古典落語から、特殊詐欺などをテーマにした防犯小咄まで、
多彩な高座を作られる方です。
このときも、小咄から入って、「母さん助けて詐欺」撃退教室(「はぁ!?」って、とぼけたフリが有効なんだそう)、
古典落語『時そば』といろんな話題が飛び出しました。
南京玉すだれまで!
みんなで見ると楽しさがさらに倍です。
高座を堪能したら、ちょうどお昼時です。
右はしの今年97歳になられる福太郎さん、今日は勝負タオルの差し色イエローが効いております。
その隣は、木沢のハイパークリエイター勝幸さん。
そして、左は寡黙だけど、たまに「にやっ」と笑った顔が素敵な、わら細工名人幸一さん。
この日のメニューは、木沢のお母さん特製カレー。
野菜の甘みがとけ込んで、するする飲み物みたいに食べられます。
お姉様方のおいしい顔。
あったかい日にあったかいご飯。しあわせです。
おかわりお願いしたら…。
どーん。
盛ってきてもらったのは、「若いんだから食べなさい」と、1杯目の1.5倍サイズ。
ありがとうございます!しあわせでお腹ぽんぽんです!
帰り道に、春の風景を写真に撮っていたら、
「私たちも撮ってー」とよそ行きなお姉様方が来てくれました。
あったかい季節はもうすぐです。