更新できていない間、どこに行っていたかというと…。
雪深い山に分け入っておりました。
川口の中でも、奥まった場所にある荒谷集落にて、冬の狩猟ツアーが行われました。
集落の里山でうさぎ狩りを生で体験できるツアーに、猟師のお父さん方の解説役として参加してきました。
事前に集落の猟師さん宅に猟について取材して、こんな新聞を作ってみました。
荒谷集落では、山とともに暮らしていく技が継承されています。
自然とともにくらし、収穫し、自分の血肉としていただく流れを続けています。
そんなくらしを体現するツアーが行われました。
猟を前に、山の入り口で打ち合わせをする猟師さんたち。
よーく見ると、交通標識と肩を並べて話しています。
それだけ雪が積もっているわけです…。
冬山歩きの必需品、かんじきを履いて、林の中を探検していきます。
リアルドラクエの風情ですね…。
ちなみに、かんじきをはかないとこうなります。
さくっと腰まで埋まってしまうわけです。
そんな雪深い中をチームになって、うさぎを追いつめていく猟師さんたち。
たたずまいがかっこいい…。
ちなみに、猟師さんたちはみんな地元のお父さんたちです。
さっきのうさぎ狩り新聞の裏で、お父さんたちを紹介しました。
20代の若手よりも速く、雪の中をかんじきで駆ける日出男さん。
真剣なまなざしです。
猟師さんたちの勇姿を見つめに、参加者も慣れないかんじきでせっせと歩きます。
山の中を登って、下って。
雪の中なのに、大汗かきました…。
そして運動したら、お腹がすいてきました。
・荒谷のこしひかりおにぎり
・日出男さんちのどぶろくの粕で作った甘酒
お昼になったら、狩りを中断して、雪原でお昼です。
ちゃんとお米食べて、元気だしていきましょう。
寒い場所だからこそ、甘酒がよりおいしいってものです。
ほこほこ。
さて、食べたらまたひと狩りいきましょう。
うさぎ狩りのあとは、みんなで集まってわいわい交流会です。
荒谷のお母さんたち作のおかずがずらっと並びます。
「この中で、買ったのはさつま揚げとハムと鶏肉くらいかな。あとはみんな、自分たちで育てた野菜使ってるの」
自然の中で生き、いのちをいただく流れがここでもつながっています。
このおいしいおかずを作ってくれたお母さん方です。
何を混ぜているかというと…。
うさぎまんまです!
前に獲っておいたうさぎの肉とごぼうやにんじんを甘辛く煮て混ぜた荒谷名物です。
さらには、猪汁でほっこり。
はー。動いたあとの身体に染みていきます。
今日もごちそうさまでした!