悩むんだったら、迷うために移住してみるという選択肢もあるよという話(後編)

こんにちは。笹川です。

 

移住を決めて、ただいま東京で準備中のイナカ仮免許生である私が

決心の訳を語るこちらの連載ですが、ついに4回目にして

ついに本題に入ります。

 

これまでを知りたい方はこちらにどうぞ。

 

偽「ディスオリエンテーション」に甘え、さぼり大学生していた私ですが、

運良く仕事が見つかり、働き始めます。

 

なので、こちらも何をすればいいか分からない、先輩も何を教えたらいいか分からず、

始めてやることに対しても、「自分で考えろ」と言われ続けた新卒時代でした。

 

そして、考えて対応しても、それが合っていたかを話す習慣もなかったため、

壁のないボール投げをひたすらやっているような気分でした。

 

今考えると、ちょっと「自分よ、甘えているんじゃないよ」と言いたいところもあります。

単に「これで合ってますか」と聞くのではなくて、

相手の好きなもの・関心のあることを自分から調べて、

きっかけを作って、話せるように動くことを自分はしていませんでした。

 

これまでどうやってきたのか、今仕事で何を大事にしているのかを

一緒にいる時間のなかで、先輩から仕事の仕方を譲り受けることを

いらない遠慮でさぼっていました。

2014-06-15 11.03.40

 

自分で作った自意識や、勝手な遠慮で壁を作っていたことに気づかず、

だんだんと周りの人や取引先の方が

「その人たちの理論で、こちらに無理を押し付けてくる怖い人たち」

に見えてきてしまいました。

 

しかもちょうどその時、会社の体制変更で帰る時間も終電前となる日が続き、

体力的にも追いつめられていました。

 

そんな日が続く中、男子中学生が食べる弁当のご飯のごとく詰め込まれた夏の通勤電車で、

スマートフォンでニュースを読んでいた時に見つけたのが移住女子の記事でした。

 

記事の中で、十日町に移住した坂下さんの言葉がふと気になりました。

 

(集落の人たちを見て、)

こういう人たちみたいになりたいな、と思いましたし、

こんな風にまっすぐ向き合っている人たちがいたら戦争は起きないんだろうなって。

脚を引っ張るとかじゃなくて、ちがう部分に心があるような気がしました。

 

そこで私は、「見えない敵と戦うような働き方以外の方法もある」と気づくと同時に、

移住に関心を持つようになりました。

 

関心は持っていましたが、このときはまだ自分が移住を決めるとは思っていませんでした。

まだ働き始めて2年しか経っていなかったので、転職するということを自分のこととして考えていませんでした。

 

「新卒は3年で3割が退職する」という言葉もあり、「とりあえず3年はこの会社でやってみよう」と思っていました。

 

その間も会社は変革期を続けていました。

サービスが拡大し、自分の対応したことによる影響が大きくなっていきます。

どの方向にサービスを拡張していくのか、走りながら考えているため、

常に同じ部署の人と状況を伝えあいながら、他の部署の人が何を考えているか把握し、会社の方向を知るという

かなり高度なコミュニケーションが要求されます。

 

「話さなければ置いていかれる。そして、死んでしまう」

(当時は冗談ではなく、本気でそう思うほど、会社は毎日変化していました)という状況の中で、

胃をタコ糸でしばられるような感覚になりながら、周囲の人とコミュニケーションを取るうちに、

ようやく自分が、自意識から勝手に他の人を遠ざけていたことに気づきました。

 

2014-06-15 11.02.15

 

働き始めて3年が経とうとしてようやく、

他の人と関わりながら、迷うことすらできていなかったことに気づきました。

 

私がこれまで「ディスオリエンテーション」だと思っていたものは

自分の中だけでぐるぐる回って、自意識の煮こごりを作る、

ただしんどいだけの恥ずかしいものでした。

 

これからどうしましょうか。

今いる会社で、3年分のハンデを挽回するくらい働くか。

それとも、新しい場所に行くか。

 

節目を前に考える中で、移住のことを思い出しました。

やっと、「どう生きていくか答えを探しながら迷える」時が来ました。

気づけたんだから、大きく迷ってみよう。

他の人と目一杯関わって、迷って、相手の迷いも見つけて、一緒にまた迷ってみたい。

そして、新しい働き方・生き方を探したい。

 

 

そう思ったことが、イナカレッジに参加することを決めた理由でした。

 

気持ちの部分の話がだいぶ長くなりましたね。

「とはいうけれど、インターンってどういうものなの?」

「インターン後の生活は?」という方も多いと思います。

 

なので、次回からは「インターンとは何ぞや?」という疑問に答えていきます。

 

ではでは。